テーマ:アメリカ旅行記/生活記(952)
カテゴリ:世界を見る切り口
去年11月29日のニューヨークタイムズの記事をプリントしたのが
引き出しの下から出てきておもむろに読んだ。 損傷した肉体組織を再生させる技術。 Chemical and biological engineering (化学・生物工学) というのだそうで、 この第一人者の37歳の女性へのインタビュー記事だった。 生まれ育ったのがノースダコタ州の北西部の小さな町、 というから、超ど田舎である。 ひいお爺さん・お婆さんたちが、 日清戦争のすこし前に開拓者として住み着いた町だそうだ。 ど田舎だけど、その分だけ女性も肝っ玉かあさん揃いで、 だから Girls don't do things like science. (女の子が理科の勉強だなんて、お止しなさい) などとは、 誰からも言われなかったのだ、と。 周りの人たちに 「化学工学を勉強したいと思うの」 と話すと、 そもそも chemical engineering なんて何のことか分かりもしない人たちが みんなして Great! What can we do to help you find a good college? と言ってくれた、というのだ。 いやぁ、絵にかいたような positive thinking(前向き思考). まいっちゃうよね。 訳せば 「そりゃいいや。いい大学見つけるのに、何か力になれることはないかい?」 となりますがね、 聞いただけで吹き替え映画のせりふだね。 日本語っぽく訳そうといろいろ考えたけど、無理でした。 あんがい、 NHKの朝のドラマの「風のハルカ」の湯布院感覚でいけるかもしれませんが。 いずれの国にも、「田舎のよさ」というのがあって、 これが都会生活のなかにたくみに温存されているのを発見できると とっても愉快な気分になれる、 ということかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 20, 2006 10:44:18 PM
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