カテゴリ:ぼくの食堂
肌にいいとはいえ、食事がコラーゲン過多。
やばいぞ。過ぎたるは及ばざるがごとし。 (コラーゲンといっても、ふかひれやツバメの巣では もちろんありません。) 香港2日目の昼食。 これは飲茶(やむちゃ)に行ったので、ぼくの必須アイテムの“鳳爪”をいただきます。 「鳳凰の爪」とは、ニワトリの足指と足のひらを揚げて甘辛く煮込んで蒸したもの。 足指と足のひらの骨をつつむのは筋肉などではなく ちゅるちゅるになった皮とスジ。 はじめての人にはグロテスクに見えますが (だから今回もぼくがほとんどを食べてしまった)、 せっかく香港まで来たんだから、シュウマイなんか食ってられるか! その日の夜。 ほんとは中国料理を希望でしたが、駐在員の希望で韓国料理店へ。 メニューを見たら、「蒸した豚足(とんそく)」がありましてね。 朝鮮版“アイスバイン”でしょうか。 いつも食ってる「ゆでた豚足」とちがった、どんなのが出てくるのかと、好奇心にかられて注文してしまった。 そしたら、焼肉をさんざん食い終わったころに、大皿登場です。 豚足の表面は燻製にしたように濃い飴色。 厚さ4ミリほどにスライスされ、皿を覆いつくさんばかりに並べられ、その下には豚の足の太い白骨がかくれている。 けっきょく誰も手をつけなかったので、責任を感じたぼくが大奮闘して食ったのであります。 豚足のコラーゲン質は、アイスバインのようなチュルチュルではなく、 まるでグミのような食感でした。 それを唐辛子醤油につけていただくという趣向です。 ゴマの葉に巻いても good. そして翌日の昼が、また飲茶(やむちゃ)となりましてな。 もう“鳳爪”は注文しないぞ、と思っていたら、 豚足を3センチほどにぶつ切りにしたのを小皿に盛って、 ちょいと甘から醤油を垂らして蒸籠(せいろ)で蒸したのが、 目の前のカートにのせられ通り過ぎようとしていた……。 え! 飲茶で豚足蒸しなんて、はじめてだよ。 またまた好奇心で、蒸籠を取ってしまったのであります。 前日の豚足よりはチュルチュルとして、スープ味が沁みていて、 これまたうまいぞ。 そしてきょう、香港から台北へ横移動したのですがね、 市内に入ったらさっそく“牛肉麺”だ! いつもは、肉といえばシチューにするようなスジ肉のぶつ切りだけが入ったのを食っているんですが、 きょう食った店の定番は、“三合一牛肉麺”と銘打ってあって、 スジ肉のほかに、 センマイのような「内臓」部分(いわゆるホルモン)と 半透明の硬いゼリーのような「骨髄」の部分が 入っていたのですね。 骨髄は、和食の煮凝(にこご)りよりやや塩からい程度に煮込まれていて、 あぁ、これってまたコラーゲン? じつはその2時間後、こんどは “東坡肉”(豚の角煮)を細長い蒸しパンで挟んでハンバーガーのようにして食べさせる、行きつけの店の前まで来てしまったが、 さすがに自制心を働かせ 明日以降へ、とっておくことにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 4, 2007 12:23:51 AM
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