テーマ:政治について(20123)
カテゴリ:世界を見る切り口
安倍首相の内閣および党役員人事について、各紙社説が出る前に印象を書いておきます。
これでなんとか浮揚できるのではないかと期待が持てる。 町村信孝さんは、前に外相をなさったときも飄々として手堅く、そして言うべきことはしっかり発言しておられた。 外相に適任のかた。 小池百合子さんの留任だ横滑りだとウジウジせずに、やはり外交に明るい高村正彦さんを防衛相に据えたのもよかった。 逆らう者、乱す者は「切る」という気迫こそ求心力なのであって、今回の人事は安倍首相の「人のよさ」への揶揄がようやく鎮まる転換点になると思います。 参院選後の暴言男の舛添要一さんを厚生労働相に持ってこられたのも面白い。 年金問題への安倍政権の対応はじっさいのところよくやっていたわけで、それを国民に広報する口達者な大臣を得られずにいたところが問題だった。 失言男の柳沢伯夫さんに消えていただけて、せいせいする思い。 舛添さんには、安倍批判でつかった元気の百倍をつかって、安倍政権の年金政策の広告塔役に猛進してもらいたい。 (この辺、「適任だろうな…」という気持ちと「お手並み拝見」の気持ちが半々。) 官房長官に知性派の与謝野 馨さんをもってきた人事も納得。 新内閣は総じて新奇を追わず納得性の高い布陣になった。 女性陣では、内閣総理大臣補佐官の拉致問題担当に中山恭子さん、教育再生担当に山谷えり子さんと、留任ねがうべき両名をしっかり残したところもよかった。 小池百合子外相にしなくて大正解。 もし小池さんを外相にしていたら、メディアは連日、首相より外相のほうを大きく取上げ、誰が首相か分からないような日々となっていたろう。 これからも、首相の「こわさ」を取り戻すべく、安倍首相には問題閣僚は途中で片っ端からすげかえるぞという気迫が必要。 メディアが、やれ「トカゲの尻尾切り」だ、やれ「詰め腹切らせるな」などなど論評しても気にしないでほしい。 いま、安倍首相にもっとも必要なのは「こわさ」の演出だ。 周りが「安倍ちゃん」などと言いにくい雰囲気づくりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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