カテゴリ:世界を見る切り口
『ニューズウィーク日本版』11月14日号の特集記事「世界が注目する日本の中小企業100社」。
四国の企業が何社出ているかにいちばん興味があって買ってしまった。 製品が“絵になる”水族館の巨大水槽用のアクリル板を製造する「日プラ」という香川県木田郡の会社がトップで紹介されていた。 従業員70人の会社で、巨大水槽の世界シェアは約7割。 年間15~20件のプロジェクトをかかえ、売上高の約80%は海外からというから、泉青年も輸出営業で働きたくなりそうな会社だ。 四国の企業としては、ほかに 猟銃メーカーの「ミロク製作所」(高知県南国市)と アルミ電解コンデンサー用の極薄の特殊紙のメーカー「ニッポン高度紙工業」(高知県吾川郡)の2社がった。 四国からは計3社が紹介されていたので、人口割りでいえば平均点は確保した、と胸をなでおろした。 肝心の愛媛県からは1社も紹介がなかったけど……。 紹介された100社のうちで、ぼくが名前を知っていたのはわずか11社だった。 具体的には、誌上で紹介された順に、白鳳堂(化粧筆メーカー)、貝印、ニコリ、オルファ、エースコック、壱番屋(カレーチェーン店経営)、ミキモト、源吉兆庵(和菓子)、モルテン(スポーツ用ボール)、スタジオジブリ、象印マホービンだが、 エースコックや象印は「中小企業」と言えるのかどうか。 カッターのオルファ(大阪市)が、従業員数わずか89人で売上高62億7700万円というのは立派だとおもった。 日本製に徹して、部品もすべて国内製だという。 ノウハウを中国に盗まれないことで高収益を確保するメーカーの典型ではないだろうか。 100社を都道府県別に数えてみると、多い順に東京都24社、大阪府13社、埼玉県10社、広島県5社、愛知県4社、岐阜県4社……といった具合。 顔ぶれ的には九州企業が少なく、福岡県1社、熊本県1社、鹿児島県1社の紹介のみだった。 沖縄県の1社は、うるま市の「アミューザ」で、ベンツなどを改造して長~い高級リムジン(ストレッチリムジン)に仕上げる会社だ。 従業員43人で、(利益じゃなくて)売上高1億7千万円と書いてある。 あれ? とすると給料は……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 15, 2007 07:44:16 AM
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