“薑絲大腸”という客家(はっか)料理にうならされた。
「薑」は生姜(しょうが)。「絲」は「糸」の正字体。
生姜の酢漬けの千切りと豚の大腸のぶつ切りを炒めたもの。
香りつけと彩りにニンニクや赤唐辛子も入っているが、主役の生姜に至っては香りつけというより食材としての位置を占める。
生姜と大腸が4:6の割合で入っていた感じだ。
生姜を食ってやるぞ。あ、そうそう、大腸のピュルピュルもね。そんな料理。
一皿ぺろりと食ってしまった。生姜の細切り1本も残さず。
寿司屋の生姜の酢漬けほど甘みをきかさず、酸っぱみにすこし塩味のきいた生姜。
酢漬けの味が料理全体にしみ出た分、肉のうまみを吸いとった、ぱりぱりした生姜はけっこういけた。
ちょっと鄙びた飲食街の吉林路にある“Ni家我家客家菜”という店で食べて、とびあがってしまったのだけど、ネット検索してみたら意外や意外、その道のひとには知られた店だったのだ。
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10102.html
(↑ このページの中ほどに“薑絲大腸”も写真入りで紹介あり。写真を見ると生姜が目立たないが、じつは大腸の下にいっぱい隠れている)
ぼくが行ったのはウィークデーの夜7時半ごろだったのだが、客はぼくの他にあと2人だけだった。
もっと応援してあげよっと。
“薑絲大腸”は、こちらのサイトにも紹介あり↓
http://www.nihonshokken.co.jp/taipei/0208.html