テーマ:中国&台湾(3305)
カテゴリ:読 書 録
台湾の誠品書店といえば、紀伊国屋+丸善+三省堂くらいの元気がある。
台北出張が長くなると、夜が更けてから誠品書店の24時間営業店、敦南店に行くのだけど、今回はじめてさらに規模の大きい誠品書店・信義旗艦店に行った。 店のレイアウトが、ジャンルごとに中国語の本と洋書を隣り合った棚に並べる方式をとっていて、通路も心持ち広く居心地がいい。 「こんなにたくさんの本が手招きしているのに、ぼくはそのほんの一部しか手にすることなく死んでゆくんだなぁ……」 と、心のなかでため息をついてしまった。 本のことでため息をつくくらいなら、 「こんなにたくさんかわいい娘さんたちがいるのに、ぼくがお話できる相手はそのうちほんの……」 って、ため息つけばいいのにね。 冗談はさておき、収穫をご紹介すると、まず MacMillan English Dictionary for Advanced Learners 2007年発行の新版のハードカヴァー版。 この英英辞典は見やすい印刷と例文のセンスの良さがお気に入りで、Oxford や Longman よりもよく使う。 ハードカヴァー版は日本の書店ではなかなか並ばないので、海外で見つけたら買っておかないと、あとで後悔する。 愛用といっても、旧版をひいた回数はほんの数十回だろう。 それなのにもう日暮里の倉庫行きにしてしまうのも、これまた忍びない。あぁ、ご免! Wilkie Collins 著 The Woman In White のハードカヴァー版(Everyman’s Library)。 笹本玲奈さん主演のミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」の原作は、岩波文庫の和訳本『白衣(びゃくえ)の女』を昨年末に読みました。 その英文原書ですねぇ。楽しみですねぇ。 どうもぼくは、ある作品に入れ込むと、とことんお付き合いをしたい性格のようです。 『現代漢詩100首』 昨年、北京の三聯書店が出版したもの。100名の現代詩人の代表作を1人1篇ずつ選んで収録。 昭和24年以降に生れた詩人が全体の3分の2を占めるという構成。 編集責任者の蔡天新さんも昭和38年生れで、ぼくより若い。 1篇ごとに注釈・解説・著者略歴がついた実に親切な編集で、中国語の現代詩入門にはぴったりかもしれないと期待して買った。 3篇ほど読みましたが、なんとかついていけそう。 原作と訳詩に音楽もつけて朗読会をしようかなんて夢だって、たちまち心に巣くってしまうのであります。 あとは映画「ホリデイ」と映画「スウィーニー・トッド」のサントラ版のCDです。 「ホリデイ」のオーケストラ演奏を台詞なしで聞くと、じつに静かな、こころをいやす曲が続くのですね。これは意外でした。 銀幕ではキャメロン・ディアスが きゃぴきゃぴ大活躍なので、じつに元気のいい映画という印象でした。 こうしてしっとりした音楽が支えることで、おとなの恋心をくすぐる作品に仕上がっていたのですね。 あともう1枚買ったのですが、これはそのうちブログ冒頭部でご紹介することにいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 3, 2008 10:37:08 PM
コメント(0) | コメントを書く
[読 書 録] カテゴリの最新記事
|
|