テーマ:政治について(20117)
カテゴリ:世界を見る切り口
コラム配信を始めた平成14年ころ考えたこと。
「時代が進んだら、毎朝5分ものの評論トークをネット配信したいなぁ。でも、カネかかるだろうなぁ」 まもなく YouTube など、ふつうの人でもテレビ番組もどきを世の中に公開できる技術が実際に広がってしまった。 だから、時間と才覚があれば毎日5分もののトーク番組を制作・公開することだって、タダでできてしまう。 けっきょく、トーク画像よりも文字のほうがはるかに効率がいいし、文字は転載されてワッと広がることもあるから、テレビ番組もどきを実際に作ってみるところまではいかなかったけど。 今朝4月17日の『産経新聞』の「正論」で公文俊平(くもん・しゅんぺい)さんが、我々がひごろ意識しない「新技術のものすごい金銭価値」について触れている。 ≪ひとつ眼を転ずれば、期待に満ちた新しい動きはいたるところに見いだせる。≫ ≪早い話が、パソコンのハードディスクひとつをとってみても、30年前は20メガで30万円していたが、いまは200ギガが2万円以下になった。 それを昔の価格で評価すると、30億円になる。≫ ≪月数千円で使えるインターネット接続サービスの価値は、一昔前の料金で評価すると、月数十万円はくだるまい。≫ ≪私たちはその意味ではとてつもなく「豊か」になったばかりか、経済成長は依然として活発に続いているのである。≫ きのう4月16日の日経夕刊1面記事によると、 ≪世界中のテレビ番組を、大容量回線を使う次世代ネットワークを通じ、テレビ、パソコンなどで好きなときに見られるようにする≫ ための世界共通規格が国際電気通信連合によって年内にも作られるそうだ。 世界中のテレビ番組が見られる世の中になるなんて、またひとつ、喜びの悶絶だ。 そこまでおいしい世の中になったら、ぼくもテレビ漬けでレロレロになってしまいそうだ。 公文さん流にこれを経済価値に直すと、いかほどになろうか。 中国でも政府情報機関の雇用が増えることだろう。 だって、世界中のテレビ番組を検閲して、都合の悪い画像・音声はすばやく遮断しなきゃいけないからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 17, 2008 08:20:23 AM
コメント(0) | コメントを書く
[世界を見る切り口] カテゴリの最新記事
|
|