テーマ:★オリンピック★(1568)
カテゴリ:世界を見る切り口
ロサンゼルスにいます。
米国の新聞やテレビではメダルの数は金・銀・銅の合計でランキングしていて、現在 日本は第3位です。日本選手は、よく頑張っていますね。 やっぱり、ランキングは金メダルの数ではなく、金・銀・銅の合計が正解ですね。(とくに今年は朝鮮国が金メダルを早くも3個取っちゃったし…。) 米国の新聞やテレビを見ていると、米国の有力選手のストーリーがいろいろ書いてあるので、自然に感情移入して応援してしまいます。 ホテルのNBCテレビで見ることができた日本選手の活躍は、個人総合の内村航平さんの平行棒、鉄棒、床運動、それから田中和仁さんの床運動の痛恨の瞬間、だけでしたが…… ……お、いまちょうど北島康介さんが大写しだ。200メートル平泳ぎ決勝の録画であります。あぁ、最初は北島さんが1位だったんだなぁ。 いまロサンゼルスは8月2日の夜中の2時です。そろそろ寝なければ。 ところで、米国の7月31日の新聞はどれも、女子体操の個人総合 (individual all-around) 優勝候補筆頭の Jordyn Wieber さんが予選で想定外のミスを連発して、予選の女子選手全体のなかで4位になり、それでもって個人総合のメダルを争う資格を失ってしまった悲劇を大きく取り上げていました。 個人総合は、1国から2人の選手しか出せないという枠があり、予選で Gabrielle (Gabby) Douglas さんと Alexandra (Aly) Raisman さんの成績が Jordyn Wieber さんを上回ってしまったわけです。 内村航平さんは三連覇できても、女子体操は旬の年齢を逃すと次がない。Wieber 選手の衝撃は深かった。 そんな背景を知りつつ、その後気持ちを入れ替えて団体総合優勝のために貢献した Wieber 選手の演技を見ていると、深く感情移入してしまいました。 国ごとに枠があるから、オリンピックには多様な顔ぶれが集まる。 実際のところ もし国ごとの選手枠がなく、まったくの実力勝負だったら、オリンピックにせよ世界選手権にせよ全然違う景色になっているのかもしれない。 選手枠の制限がなければ、柔道の国際イベントで日本人選手はもっと活躍しているでしょう。他国を数で圧倒しているはず。 ある一国が表彰台を独占する光景が、いろんな競技で展開されることになるのでしょう。 そうだと2位以下の国にとって面白くなくなり、競技会が国際イベントとして成立しなくなる。 だから、国ごとの選手枠が設けられている。(たぶん、白人に有利な細工があるとは思うけど。) 限られた選手枠を先ず国内で争って狭き門をくぐりぬけて国際試合に臨む選手たちは、その時点でまぎれもなく国を背負った存在なのだと、そんな思いを深くしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 2, 2012 07:28:08 PM
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