カテゴリ:読 書 録
日本橋高島屋美術画廊Xで12月1日まで開催の三瀬夏之介「画家の方舟」展に行きました。
昨年の平塚市美術館での個展は力強い墨作品が展開していたようで、見られず心残りに思っていたが、本展の作品はやや一本調子。いささかがっかりでした。 でも、日常雑多のものを置き並べた空間コラージュが面白かった。プライベートメッセージの覗き見気分。 そこに本も並べてあって(ちょっとだけ松岡正剛さんふうですが)、読書の参考に書き留めてきました。こんなラインアップでした。 上の段: 高野慎三 『つげ義春を旅する』(ちくま文庫) 斉藤光政 『偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件』(新人物文庫) 寺田寅彦 『地震雑感/津浪と人間』(中公文庫) 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 和辻哲郎 『イタリア古寺巡礼』(岩波文庫) 片岡義男 『日本語の外へ』(角川文庫) 赤坂憲雄 『象徴天皇という物語』(ちくま学藝文庫) 岡倉天心 『茶の本』(講談社学術文庫) 岸田劉生 『富山秀男』(岩波新書) 木原善彦 『UFOとポストモダン』(平凡社新書) 矢代幸雄 『水墨画』(岩波新書) 舞城王太郎 『九十九十九(つくもじゅうく)』(講談社) 米山俊直 『小盆地宇宙と日本文化』(岩波書店) H・K・バーバ 『文化の場所 ポストコロニアリズムの位相』(法政大学出版局) 下の段 山下澄人 『コルバトントリ』(文藝春秋) 水村美苗 『日本語で読むということ』(筑摩書房) 真壁仁 『みちのく山河行』(法政大学出版局) 内藤正敏 『遠野物語の原風景』(荒蝦夷) 村上義男 『萬鐵五郎を辿って』(創風社) 樺山紘一・岩本由輝・米山俊直 『エナジー対話「東北」論』(エッソ・スタンダード石油) 辻邦夫『春の戴冠 上・下』(新潮社) 『奈良県 ―新風土記― 1958』(岩波写真文庫・復刻版) 三瀬夏之介さんは、奈良県生まれで、いまは東北藝術工科大教授。奥羽地方関連の本が多いのもうなずけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 15, 2014 09:57:07 PM
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