テーマ:本日の1冊(3693)
カテゴリ:本 ☆☆☆
『悪魔の調べ』上・下
ケイト・モス 内容(「BOOK」データベースより) 1891年。17歳のレオニーは、フランス南西部の村レンヌ・レ・バンに住む伯母の屋敷に招かれた。屋敷の図書室で、レオニーは亡き伯父が書いたタロットの本を見つける。そこには、敷地内の霊廟でタロットをした伯父が「悪魔」に襲われたこと、謎の音楽が聞こえたことが書かれていた。真実を探るため、レオニーは密かに霊廟を訪れるが…。2007年。作家のメレディスは、本の取材と自分の出自を探るため、レンヌ・レ・バンを訪れた。母親の形見のなかに、そこで撮られた写真と「霊廟1891年」と記された楽譜があったのだ。同じ折り、メレディスはタロット占い師から驚くべきことを告げられる…。悪魔の伝説が残る屋敷、神秘のタロットカード、不思議な旋律。世界的ベストセラー『ラビリンス』の著者が贈る、謎に満ちた壮大な物語。 面白いです。 読後のこの高揚感をどう表現したら良いんでしょう。。。 1891年の主人公レオニー知的好奇心が旺盛で、それはもっぱら伝奇系の本に向けられている。 レンヌ・レ・バンの滞在先のお屋敷は雰囲気自体もオカルトじみてるけど 前の主がその手の怪しい出来事を自ら体験し本にしてて、レオニーが無関心でいられるはずもない。 現在の主人公メレディスは音楽家ドビュッシーの伝記を書くためゆかりの地を取材してるアメリカ人女性。取材のついでに自らのルーツを探ろうとレンヌ・レ・バンに滞在中。 こっちの彼女はレオニーより大人。なのでちょっと慎重。 最初のうちこそ読み難くて手こずったけど、上巻の半分くらいまで読んでる頃には すっかりレオニーの虜です(^^ゞ 良いところで過去になり現在になりと場面がクルクル変わるので 飽きることなく最後まで一気に読んでしまいました。 悪魔の調べ(上) 悪魔の調べ(下) この人の前作「ラビリンス」がイマイチ趣味じゃなかったので不安だったんですがね。 評価が変わってしまいました。「ラビリンス」は、もしかして私の体調が悪かったか? もう一度読んでみるべきだろうか・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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