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2009年08月02日
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テーマ:本日の1冊(3693)
カテゴリ:本 ☆☆☆
『弥勒の月』
あさのあつこ著

内容(「BOOK」データベースより)
小間物問屋遠野屋の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之介の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之介に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治とともに、事件を追い始める…。“闇”と“乾き”しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは?哀感溢れる時代小説。


初あさのあつこが時代小説。
普通「バッテリー」から入らないか??(笑)

野間児童文芸賞とか日本児童文学者協会賞とか小学館児童出版文化賞とか
子供向けの本を書く方だと思ってたので、これもその延長かな?ぐらいに思って読み始めましたが、予想は完全に裏切られました。


同心は頭が良い。でも太平の世の中ではどれほど頭が良くても仕事が出来ても出世は望めない。自分の才覚だけでどうこうできる世の中ではなくなっていて、生まれが役職を決めてしまうことに苛立ち諦め斜に構えたひねくれ者。

遠野屋主、そのたたずまいが尋常ではない。若さに似合わぬ落ち着きや気配を感じさせない身のこなし、感情を表に出さない事で心の闇の深さが分かる。

只者ではない二人の男のやりとりは緊張感に満ちている。信次郎と清之介が対峙すると嫌でも緊張感が高まっていく、それが限界に達しそうなところで良い感じにガス抜きしてくれる岡っ引き伊佐治が良い。


続編が出てるようなのでそっちも読まなきゃ。


弥勒の月



イメージが結ぶ100の言葉と100の本の【義理と人情】にこれを入れました。
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最終更新日  2009年08月02日 09時20分03秒
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