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カテゴリ:本 ☆☆☆
『思い出を切りぬくとき』
萩尾 望都 著 内容紹介 萩尾望都、漫画家生活40周年記念。20代の頃に書いた幻の作品、唯一のエッセイ集。貴重なイラストも多数掲載。妹への想い・作品の裏話など、萩尾望都の思想の源泉を感じ取れます。解説=よしもとばなな。 エッセイが書かれたのはだいたい30年ぐらい前なのかな。 時代はあちこちしてますが、そんなもん。 いろいろと興味深い話がありましたが、一番驚いたのが「トーマの心臓」の誕生秘話(と言っていいかな)2~3年続けるつもりの長編が連載開始2週目にして打ち切りの危機。 週刊誌に長編の経験が無い萩尾センセを口説き落として始まった「トーマの心臓」が 担当編集者が編集長に昇進し、それまでの良い作品第一から売れる作品に鞍替えして(まぁそれもわからないではないけどね。平の編集者と編集長では立場が違うからね)連載開始直後の読者の評価が低いからって直ぐに打ち切って欲しいなんて言い出して。 そこで萩尾センセは粘るわけですが、粘ってくれてありがとーーーーー! じゃなきゃあの名作は生まれなかったのね!! エッセイも面白いけど沢山あるイラストがすばらしいし嬉しい。 167ページのウエイター君はメチャクチャ可愛いぞ 思い出を切りぬくとき お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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