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カテゴリ:本 ☆☆☆
『八朔の雪―みをつくし料理帖』
高田郁 著 神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・・。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生! 出てくる人たちが皆良い人で、苦境にある澪を暖かく見守り、時には手を差し伸べ、盛り立てて行く、それを「うそくさい」と思う人にはオススメできないけど、現実がとっても薄情な今日この頃、物語の中ぐらい暖かくてほっこりしてたって良いじゃない、って人にはオススメです。 旬の物を手をかけて美味しく料理する、当たり前の事ではあるんですが、 旬が分からなくなってきてますよね。 巻末のレシピを見ながら、ちょっと頑張ってみようかなと決意したものの、 「これ面白いよ!」と母に押し付けて帰ってきてしまって・・・・(^^ゞ だめジャン!!(笑) 八朔の雪 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月08日 19時18分51秒
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