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2009年12月11日
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テーマ:本日の1冊(3691)
カテゴリ:本 ☆☆☆
『グイン・サーガ 130 見知らぬ明日』
栗本薫 著

ついに最終巻です。
いつもの半分しか厚みのない本、ここで力尽きたんだなぁと思い、本屋で目が潤んでしまいました。グインに出会って28年ぐらいになると思うんだけど、私の人生の半分以上はグインの新刊を待ちわびて過ごしてたんですよねぇ。それも今回でお仕舞いなんですね。
寂しいです。


未読の方はこの先読まないでくださいね。
感想と言うより感情のだだ漏れに過ぎないんですが(^^ゞ


マルガを訪れたリンダにモース博士が言います
「―前略―なにものにも寿命、定命というものはございます―後略」
これは重責に押しつぶされそうになってるリンダを励ますための言葉なんですが
最終巻というこのタイミングで「寿命」「定命」という文字を見て、平静ではいられない。
「見知らぬ明日」の途中で逝く事が栗本さんの定めだったんでしょうか。

「定め」これもこのサーガの重要なテーマでしたよね。
定めに従う者、抗う者、全てを巻き込んで歴史が作られている。

この壮大な物語がスタートして間もない頃、栗本薫の名前とカバー絵に惹かれて
ノスフェラス編5冊を一気買いしたんですが、それから今日まで、よく付いていったよ私。
飽きさせないパワーがあったんでしょうね。


話はクリスタルに戻ってます。
え?イシュト何する気なの???と、とても気になる展開になってます。
愛しのヴァレさんも出ずっぱり。
久々のマルコはイシュトとカメロンへの忠誠で揺れてるし、
あれこれ伏線らしきものがいっぱい散りばめられてて、
あと100巻はいけたんじゃないかしら。

あぁもうなんでここで終わるのよ!!と栗本さんを恨みたくなります。


見知らぬ明日





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最終更新日  2009年12月11日 22時33分51秒
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