テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ:本 ☆☆☆
『シアター』
有川 浩 著 内容(「BOOK」データベースより) 小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。 激甘ラブラブではない有川浩です! 第1子の私としては司兄ちゃんにメチャ肩入れして読んでました。 もうね、先に生まれてしまったものの宿命かもしれない。司ほどではないけど弟のためなら滅私奉公的なところ、ありましたから(^^ゞ 実務に長けた兄と社会人としてはほぼ無能力の弟が良い味出してます。 冷徹を装いながら、心の奥底では弟の成功を祈ってるらしい兄がツボです。 彼のようなのをツンデレって言うんでしょうねぇ<既に死語か??(笑) ところで、千歳さん、そこはかとなく司に気があるみたいだけど、お目が高い。 牧子さん、冷静になれよ。男としての巧に惚れるのは止めとこうよ。 今にも潰れそうな劇団の主宰者とその劇団の看板女優・・・貧乏目に見えてますよ~~ 巧の才能に惚れてるって事にしといた方が無難だよ・・・って、これは別の意味で巧を諦めたみたいだけどね。 続編が出てもおかしくないラストだったけど、このまま終わっても良いと思う。 後は読者があれこれ妄想すれば良いし、そーゆー終わり方だし。 それよりスピンオフで男前の母親と売れない役者だった父親の若かりし頃の 激甘ラブラブを読んでみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月22日 23時50分13秒
コメント(0) | コメントを書く
[本 ☆☆☆] カテゴリの最新記事
|
|