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カテゴリ:本 ☆☆☆
『女教皇ヨハンナ』
ドナ・W.クロス 内容(「MARC」データベースより) フランク王国の分裂、サラセン人の襲撃。男装の女教皇を襲う悲劇の結末…。激動の中世ヨーロッパを舞台に、史実の間から謎の女性教皇の姿が浮かび上がる! 歴史大河ロマンス。 正面から信仰や宗教を扱ったものは苦手なので、この本にもなかなか手を出せないでいたんですが・・・タイトルからしてキリスト教臭いですよね・・・上下巻合わせて210円、これに釣られて買ってしまいました。 面白かったです。 が、 歴史上の人物の生涯を小説化したものと思って読むと、違う気がします。 ヨハンナが窮地に立たされるとどこからか救いの手が差し伸べられ、幸せになろうとする瞬間、それを取り逃がしてしまう出来事が起こる、現実はこんなに都合よくドラマチックではないと思うんですよね。 それはともかく、上巻では父親の心無い言葉にムカつき、修道院長(だったかな)の偏狭な性格にイライラし、どっぷりと9世紀の女にとって不自由この上ない世界に浸っていたら、下巻、ローマ?サン・ピエトロ?陰謀渦巻いてるじゃないですか!そんな中で女である事を隠し続けられるのか??と、一気に読ませてくれました。 ヒストリカル・ロマンス好きにはたまりません(^^ゞ ロマンス抜きの歴史好きな方にもオススメですよ。 女教皇ヨハンナ(上) 女教皇ヨハンナ(下) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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