テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ:本 ☆☆☆
『トーマの心臓』
森博嗣 著 モー様のコミック「トーマの心臓」のノベライズ。 森さんは萩尾さんの大ファンでいらっしゃいます。おそらく「トーマの心臓」の中でもオスカーがお気に入りだったんでしょうね。原作では多くを語る事のなかった彼の心情を丁寧に描き出していました。 オスカー大好きな私にとって森版オスカーは及第点です。 ただ一つ、日本人に置き換えたのが何故なのか、そこが理解できない点です。 最初の方に「日本人じゃないから」というセリフがあり、ドイツのギムナジウムが舞台だと疑わなかった私は(原作に日本人がからんだ箇所があったか???)と戸惑って、そのうちこれがちょっと前の時代の日本(汽車が走ってる頃)の寄宿学校に置き換えられてるんだと気が付いて、その舞台設定に違和感を覚えてしまいました。 日本に置き換えるならキャラの名前も日本名にして欲しかったです。 トーマの心臓 『トーマの心臓』 萩尾望都 著 森さんの「トーマの心臓」でその設定にどうしてもなじめなくて原作を読みたくなり、家にあるはずのコミックスや文庫版を探して家中ひっくり返すより買った方が早いとワイド版を買ってきました。こっちの方が文庫版より読み易いお年頃な私(^^ゞ もう何度読み返してるか分からないくらい読んで、それでもその度に色々と考えてしまう。 初めて読んだのは小学生だったのかな、中学生になってたか??忘れた(^^ゞ キリスト教とか神とか分かってなくて、正直ストーリーの肝心な部分はまったく理解できませんでしたね。子供の頃は日曜学校へ通って神父さんだか牧師さんだかの話しを聞いてた事もあったのに、あれは最後のおやつが目当てだったしなぁ。 この繊細で悲しくて優しい物語を伝える術の無い己の作文の拙さが恨めしい。 全商品 送料無料&ポイント5倍!!【漫画】トーマの心臓 (1-2巻 全巻)漫画全巻ドットコム【PC家電_146P5】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本 ☆☆☆] カテゴリの最新記事
|
|