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2010年08月10日
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テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ:本 ☆☆☆
ダイアン・セッターフィールド 著

内容(「BOOK」データベースより)
古書店で本に埋もれて働く目立たない「わたし」に、一通の手紙が届いた。差出人は、プライベートのすべてが謎に包まれた有名女流作家。手紙は、「わたし」を磁石のようにひきつけて離さなかった。なぜなら、自分についてのすべてを「わたし」に語るというのだ。手紙に導かれた先は、作家が孤独に住まうヨークシャーの屋敷。そこで語られはじめたのは、驚くべき未完の物語だった…。


私に「お気に入りのミステリ10作品選べ」と言われたらこの作品入るかもしれない。
リストアップした事ないから分かりませんけどね(^^ゞ

何がツボだったかと言えば古書店です。主人公マーガレットは父親の経営する古書店で本に囲まれて生活してるとっても羨ましい人。本好きにはたまらない描写があちこちにあります。「風の影」も最初の古書店の描写でやられたけどこれも同じ。古書店が餌だとすぐに釣られるみたい(笑)

マーガレットの背景も素敵だけど、もう一人の主人公ヴァイダの語る過去も人を惹き付けずにはいられない興味深い謎に満ちたものです。深まっていく謎をどう収めるのか続きが気になって読み終えるまで他に手がつけられませんでした(ゴメン手抜きの晩御飯で)


3世代に渡って家族として機能しない家庭に育った者たちの悲劇と救い・・・なのかな。


「風の影」がお好きな方は読んでみてください。


13番目の物語(上)


13番目の物語(下)





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最終更新日  2010年08月10日 23時52分38秒
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