サディスティック ミカ バンド
サディスティック ミカ バンド加藤大先生は スーパーガス 発表後しばらく遊んでいらっしゃったそうで、当時のAnAnに連載されていたエッセイによると、リヴィング ルーム一杯におもちゃのレーシングサーキットを作り、夜な夜なレーシングごっこに明け暮れていたとか。レーシングごっこも 大先生ならではで、それぞれ参加者がレーシングチームを作り、競っていたとか。そのレーシング チームの名前も振るっていて、ドクター アーサーズ レーシングチームとか、サディスティック ミカ チームとか・・・そんな中 大先生はスーパー バンドの結成を目論みなさったのです。CSN&Yやブラインド フェイスのように・・当初のメンバーは 柳田 ヒロ、つのだ ひろ が候補だったそうです。それがミカバンドになった、と いうか発展したのが サディスティック ミカ バンド。音こそ違え、大先生は少しもぶれてはおりません。その真骨丁はLPではBサイドに納められた数曲。「空の果てに腰掛けて」「銀河列車」「恋のミルキーウエイ」・・・トロピカルでありラテンでありスカでありレゲであり。ここに大先生の 良き 趣味趣味ミュージック 全開になるのです。このアルバムは バンドのデビューというより やはり大先生のプロジェクトの一つ、私にとっては ソロアルバムの一つとして捉えているのです。1973年発売