|
カテゴリ:ユーザー車検
ブレーキキャリパーの塗装はあきらめて、ブレーキディスクとブレーキパッドの厚みの計測をします。なんといっても心配なのがディスクの厚みです。減りに減って、断面はもはやエリンギのようです。 マイクロメーターはないのでノギスでの計測です。そのままだとエリンギの頭を計測してしまうので、10円玉を表裏にかまして計測。得られた数値から10円玉の厚みを引きます。 ミニ R55のブレーキディスクの使用限界はフロントが20.4mm リアが8.4mmらしいので、すでに交換すべき厚さを越えています。4枚のエリンギを交換するとかなりの額。見なかったことにしましょう。 右後輪、右前輪、左前輪、左後輪と作業を進めてわかったことがあります。ひとつは、ブレーキパッドの摩耗センサーは右後輪と左前輪だけにあること。もうひとつは、左後輪のブレーキの引きずりが半端ないことです。まさに大ブレーキです。 タイヤがついていた時点でも感じていたことですが、タイヤをはずしてディスクを持って回転させようとするとかなりの重さです。これはいくらなんでも放っておけません。キャリパーピストンの戻りが悪いのでしょうか。キャリパーをはずしてみましょう。 キャリパーは2本のボルトでとまっています。ボルトのサイズがわからないので手探りで17のソケットをあててみます。ちょっとガタがあるかも。14はどうでしょう。はまりません。14でないのは間違いありませんが17でもなさそうです。 ドイツ車ってインチだっけ? まいったなぁ と検索してみるとドイツ車はミリとのこと。ついでにBMWは16とかも使ってるとの情報もゲット。16なんて持ってない。 すぐさまW400(これも今年車検)でホームセンターへ行って16のソケットを購入。これを使ってブレーキキャリパーの取付ボルトをはずしてみたのですが、キャリパーがローターからはずれません。エリンギの頭が引っかかってしまうのです。キャリパーを左右にガチャガチャさせて、ピストンを戻そうと試みましたがエリンギの頭をクリアするほどは戻せませんでした。 これは無理だな 次の機会になんとかしよう あきらめてブレーキキャリパーを固定します。ボルトは今回購入したトルクレンチで締結しました。このトルクレンチは測定範囲が5~40Nmと、小さいトルクから始まる割に最大値もそこそこあり、二輪の整備に適したもので、モデル名にもモーターサイクルのMが冠されています。
キャリパーを固定し終わり、再度ディスクをから回ししてみるも、先ほどと変化はありません。かなりな摩擦です。車検に影響はなくても、やはりこれは見逃せない。こうなったらエリンギの頭を落としてしまいましょう。 ベビーサンダーで削り、無事軽い回転を手に入れました。ブレーキ周りのチェックを終えてタイヤを装着。ホイールセッティングボルトを使い楽々固定。ボルトの締結は前述のものではないトルクレンチを使用しました。 ミニ(R55)のホイールボルトの締め付けトルクは140Nmです。このトルクを測定できて、前述のトルクレンチの最大値に重なるもの、そして安いものを条件に選ばれたのがこれです。 カチッと小気味いい音で締め付け完了です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/04/09 12:42:14 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ユーザー車検] カテゴリの最新記事
|