良い悪いも解釈次第
おととい紀伊國屋で買った『アファメーション』。実は手にしたとき買うかどうか一瞬ためらった。表紙の上の方にキズがあったのだ。在庫の引き出しをこっそり見たが、どうやらこれ1冊しかないようだったこれなら古書店で買った方がいいかな。そう思ったが本日必要につき購入を決断。意を決して支払い受付所(レジ)に持って行った。「あ、キズがありますね。 在庫があるか確認してまいります。 少々お待ちください」「ああ、ありがとうございます」受付のお嬢さんの心遣いに私は感謝した。「申し訳ございません。 在庫はなくこれ1冊だけのようです。 よろしければ、お取り寄せしましょうか」「ありがとうございます。 実はこのキズ、気になっていたんです。 気づいてもらって嬉しいです。 だから、これでいいですよ。 ありがとうございます」「ありがとうございます 」おかげで今はこのキズが価値あるものになった。最初は買うのをためらった嫌なキズ。しかし今はあのお嬢さんの心遣いを思い出させてくれる嬉しいキズ。キズ自体には変化はない。変化したのは私の見方、解釈の仕方である。ああ、解釈の仕方で感情も操作できるのですね。