『1Q84 BOOK3〈10月ー12月〉』で終わり 2016.05.27 金
村上春樹『1Q84 BOOK3〈10月ー12月〉』を読む。『ねじまき鳥クロニクル』と同じく分厚い本3冊分の長編を漸く読み終える。あと数頁というところで、はてこれでもう終わるのか、続きはないのだろうか、と考え込んだ。ふかえりや戎野先生はどうなったのか。牛河さんの口から出てきたリトルピープルは空気さなぎを作ってその後どうするのか。そもそも青豆と天吾は1Q89年から1989年に戻れたのか(月は1つになったけど)。にわか村上主義者にはわからないことが多すぎる。しかし『1Q84 BOOK3〈10月ー12月〉』という題を見て、これはもうこれで終わりなのだと理解した。〈10月ー12月〉である。1Q84年も1984年も12月で終わるのだ。翌月1月になると1Q85年もしくは1985年になってしまう(1985年の1月、私は大阪予備校に通い来るべき共通一次試験に備えていた)。【送料無料】 1Q84 BOOK3 10月-12月 / 村上春樹 ムラカミハルキ 【単行本】