「省エネ自然派家屋」の要点
家庭科で「気持ちのよい住まい方」の授業をする。教科書には「明るさ」「あたたかさ」「風通し」といった項目でそれぞれ家ではどのような工夫ができるか話し合うようになってある。環境学習関係で「省エネ」のことも書いてある。教科書を音読した後さっと要点をかいつまんで説明する。子どもたちは三色ボールペンで書き込みを始める。教科書の基本的な内容を押さえてから「省エネ自然派家屋」のビデオ【*1】を視聴する。子どもたちは興味津々で食い入るように視聴する。「おお~」どよめき1回。「ふむふむ」確認3回。「おやっ」驚き1回。「ワッハハ…」爆笑2回。「え~、もうちょっと見せて」最後に要望1回。4分間ほどの視聴であるが子どもたちの反応はこのとおりだ。視聴後「省エネ自然派家屋の要点」をまとめる。1「明るさ」採光の工夫 ・南側の窓を大きくとり採光を工夫する。 ・吹き抜けで2階の窓からも日光が入る。 ・昼は電灯なしでも充分明るい。 ・白地のケナフ壁紙が光を反射する。2「あたたかさ」 ・木材は鉄やコンクリートよりあたたかい。 ・羽布団を用い家族よりそって団欒する。 ・将来的には薪ストーブで暖をとる。 ・さらに燃料電池で床暖房も視野に入れる【*2】 3「風通し」 ・東西南北の四方に窓がある。 ・高い床下からも風が通る。夏は天然クーラーである。 ・吹き抜けと壁のない立体ワンルーム構造で風が部屋中を吹き抜ける。 4「省エネ」 (1)電気 ・エアコンを設置しない。 ・待機電力をなくすため電源を抜く。 ・コンセントの位置を高くする。 ・省エネナビで意識を高め持続させる。 ・省エネ貯金で楽しんで省エネする。 ・壁がないから部屋の照明が少なくてすむ。 ・家族団欒の結果が省エネとなる。 ・夜9時には完全消灯する。 ・テレビは極力見ない。 ・電気炊飯器・電気ポット・電子レンジ・電気カーペット・コーヒーメーカー等の使用をやめる。(2)ガス ・ガス使用量5分の省エネ炊きを毎日する。 ・保温式の水筒にお湯を入れる(焼酎のお湯割り用)。 ・風呂はできるだけ間を空けずにはいる。 ・夏に風呂は沸かさない。 ・(3)水 ・タンクに貯めた雨水を畑・洗い物・便所などで活用する。 ・洗面所の洗面器に貯めた水を便所で再利用する。 ・お風呂の残り湯を洗濯で再利用する。 ・セラミックで家中の水を活性化する。 ・合成洗剤なしで洗濯し、すすぎを減らす。 ・合成洗剤なしで食器を洗い、残り水を畑にまく。 (4)ごみ ・電気を使わない生ゴミ堆肥化装置グリーエコを活用する。 ・紙は極力捨てなで、再使用と再資源化をする。 ・過剰包装は断る(リフューズ)。 ・コーヒーかすはもちろん畑にまく。 ・犬のウンチを畑に埋めて肥料化する。(5)その他 ・犬小屋(犬と枯れ葉)で凍結を防止する。 ・車は極力乗らない(月に1回乗るか乗らないか程度)。 ・省エネなど環境情報を発信する(ECO発信をする)。 ・廃材やケナフ燃料を備蓄する。 【*1】2月6日の日記参照【*2】1月30日の日記参照