西に満月、東に朝日
朝5時すぎに次女が起きてきた。「おはよう」「おはよう」「今からやったら日の出が見れるかもしれへんで」「行こか」「よし行こ」私の誘いに次女の顔がパッと輝く。うれしいなあ。実は8月18日の朝5時ごろ散歩道で感動的な日の出を見た。山の後ろから真っ赤な朝日がずんずん昇る絵画的な風景であった。ああこれは娘たちにも見せてやりたいと思っていたのだ。1分とたたないうちに着替えを済まし庭に出る。愛犬ゴロウも一緒にいつもの散歩道を上がって行った。「あ、満月」「おお、きれいなあ」西の空にくっきりと白い満月があった。中池公園につき赤みを帯びた東の空を見る。しばらくすると真っ赤に輝く朝日の頭が見え出した。「今のうちに願い事を言うと叶うで」「うん」そう言って次女はいくつかの願い事を声にした。まん丸真っ赤かの朝日がすっかり顔を出す。左手には箕面山。後ろをふり返ると西の空には白い満月。時刻はおそらく5時半をすぎたころ。今日も一に日なにかいいことがありそうだ。