教えることは最大の学びである
「お父さん、鶴亀算って、知ってる?」「うん、知ってるよ」「じゃあ、教えて」そうして昨夜、次女に鶴亀算の解き方を教えた。実は鶴亀算は知っているが教えた経験はなかった。私が使っている算数の教科書には出てこない。方程式を知れば特に鶴亀算は必要ないとも思っている。ゆえにこれまで教えた経験がなかった。しかし初めてその解き方を教えみると案外おもしろかった。教えながら、ああこうして解けばいいんだと自分で納得。新たな発見のようなものがあり少し感動した。教えることは最大の学びでもあるのだ。本日5年生は算数の試験をした。「割合とグラフ」である。5年生の算数で一番難しいといわれている単元だ。分かってしまえばなんてことない。しかし分かるまで子どもによってその道のりは険しいようだ。放課後に居残り学習をした。明日は2回目の「割合とグラフ」の試験がある。わかっている子が豆先生となり、わからない子に教えるのである。幸い自主的に豆先生になってくれる子が多くてありがたい。豆先生の活躍でわからない子はわかるようになる。そして豆先生になることも少なくない。豆先生を経験すると自分の学びがより確かなものになる。教えることは最大の学びでもあるからだ。家に帰ると次女が、「お父さん、鶴亀算、これでいい?」と自分できれいに解き方をまとめた帳面を持ってきた。そうして私に鶴亀算の解き方を説明した。完璧であった。加えて表による別解をも説明してくれた。「おお、すごいなあ」教えることは最大の学びなのだ。