K先生の体育授業を参観する
昼から出張。本日はK小学校に行く。同小のK先生が体育の公開授業を行う。K先生は頭が下がるくらい研究熱心な先生である。休みの日も自費で各地の講座に出かけている。先週は長崎、今週は東京、来週は…。といったこともざらにある。本代は月に数万円以上。そんなに費やして大丈夫なのか。私なんかは驚いてしまうのだ。そんなK先生の授業を早く見たい。そう思い仕事を早めに切り上げて出かけたのだ。4年生の体育の授業。単元は「かけっこ・リレー」であった。運動場にはナスカの地上絵よろしく幾何学的な線がいくつもある。はて、これでどのように授業をするのだろう。柔軟体操後4人1班の各班で「6ダッシュ」。6種類の初動走りの練習であった。次はこれも各班で「ダッシュマークおにごっこ」。・直線折り返しの場所2つ・円周の場所2つ合計4つの場所で8つの班が2つ組になった。これがアスカの地上絵の正体であった。先に走り出した子が次の子を追いかける。次の子は先に走り出した子に追いつかれぬよう逃げる。次の子が追いつかれそうなぎりぎりの瞬間に走り出すのがミソ。これを子どもたちだけで何度も何度もくりかえす。これはバトン渡しの前段階の練習ですね。ああ、こうすれば楽しみつつ何度も練習できるのだなあ。そして次は「バトンパス競走」。練習場所を交代しもって行う。先の「ダッシュマークおにごっこ」が活きている。最後は「リレー」。「トラック半周×4人リレー(トラック2周分)を2レース」。子どもたちは迷うことなく自分の場所に行きリレーの準備。K先生の日ごろの指導をかいま見る思いであった。45分間の体育の授業。子どもたちは十二分に動きリレーを楽しんでいた。K先生、ありがとうございます。