捨て犬を拾ってきたのだが
娘たちが小犬を拾ってきた。マルチーズらしき犬である。2人は水をやろうとするが小犬は飲もうとしない。うちには中型犬の黒犬ゴロウがいる。ゴロウは小型犬を見るとすぐ吠える。それならまだしも飛びかかろうとする。以前ご近所のチワワに飛びかかりケガをさせたこともあった。だから私はこの小犬を飼うのなら、まずゴロウと仲良くさせないといけないと思った。ゴロウの首輪を持ち、小犬と対面させたのだ。思いのほかゴロウはおとなしかった。ああこれなら仲良くなれるかなと少しホッとした。「もとの場所にかえしなさい」しかし連れ合いがそう言った。娘たちはしぶしぶ連れ合いの指示にしたがった。二人とも友達との約束があり、小犬をもとの場所におき、そのまま出かけた。夕方、娘たちは、帰宅すると真っ先に小犬を探しに行った。しかし小犬はもういなかったらしい。私も少し残念な気がした。しかし飼わずにすんだという気もどこかにあり複雑な思いも正直する。どういう理由かわからないが飼い犬を捨てるのはよくないと思う。「犬を飼うなら最後まで面倒見なあかんなあ」そんなことを娘たちに話した。