外国語修得の秘訣をシュリーマンに学ぶ
英語の勉強をやり直そうと思った。学校で教えるためではない。この夏、英語圏の国に行ってみようと考えているからだ。教材は過去に使っていたもの使う。5年ほど前けっこう英語の勉強をしていたのだ。NHKのラジオ講座も毎日かかさず聴いていた。今はなき箕面駅前のNOVAにも通っていた。実はそのころ日本人学校の教員をめざしていたのである。今はもう家を買ったので日本人学校行きはあきらめた。トロヤ遺跡を掘り当てたハインリヒ=シュリーマン。彼は語学の天才でもあった。40歳までに20カ国以上の言語を修得したそうだ。それも数ヶ月で…。一体どうやって修得したのか。修得しようとする言語の名文を毎日訳することなく大声で非常に多く音読する。そしてそれを暗唱してしまう。名文音読と名文暗唱、である。これなら私にも何だかできそうだ。私は毎日日本の名文を音読し暗唱している。それを英語に変えればいいわけだ。いや別に日本語の名文を捨てる必要はない。英語のそれをくわえればよいのである。そうそう大事なのは大声で非常に多く音読することだった。1階から4階まで響きわたる音読のためシュリーマンは何度も引っ越しをしたという。よし今日から英語の名文音読を始めよう。家中に響きわたる大きな声で。ただしご近所には聞こえない程度に。引っ越しだけはしたくないですから…。