温暖化防止の覚悟
地球が温暖化している。 考えうる原因は温室効果ガス。 その最たるものが二酸化炭素(CO2)。 だから温暖化を防ぐにはCO2を削減する。 日本は90年比で6%削減を約束した。 しかし6%で温暖化は防げるのか。 答えは簡単。 「防げない」 では何%削減すればいいのか。 気候モデルに詳しい京都大学の松岡譲教授(環境工学)の新聞談話によると、 「日本は80~90%削減しないといけない」(2005年2月16日付け「讀賣新聞」) 90%削減。 つまり10分の1。 1カ月の電気代1万円を千円にするということ。 電気だけでなくガスやガソリンなども含め10分の1…。 本日は地球環境セミナーに参加した。 これ以降は、このセミナーで学んだことである。 話を続けよう。 しかし実はこれだけ削減しても今の温暖化は防げない。 仮に今0%削減しても今の温暖化は止まらない。 なぜか。 これまでに排出されたCO2がまだ残っているからだ。 これらのCO2が森や海などに吸収されるには数万年かかる。 加えて森は破壊され、海での主な吸収源である珊瑚が白化ている。 「どうせ温暖化が止まらないのならもうCO2削減なんてどうでもいい」 そう思いたくもなる。 しかしそうするとますます温暖化が進み、取り返しのない事態を招く。 ではどうすればいいのか。 やはりCO2は削減しよう。 0にしてもダメかもしれないが、、0にしようとしないと話にならないからだ。 最善を尽くすかぎり希望はある。