ようこの部屋

なんと自宅安静になってしまった。

先週の金曜日だいぶ治ったかな、と思って会社に行ったのがいけなかったのかも・・・。会社が思いのほか寒くて、具合が悪いので、早引けしようと思ったけど、行ってしまうと仕事が山のようにたまっていて、おまけにミーティングがあったりして結局6時過ぎまで働いてしまった・・・。ペースは落としてたつもりだけど。おまけにその後でスーパーに買い物に行ってしまった・・・。

土曜日は普通に洗濯を2回やり（2回目は夫に干してもらう）、普通に掃除をし、昼寝をし、料理といえばシュウマイを40個作っただけ・・・。日曜日は特に料理もする予定なし、朝からのんびりしてたけど、体が重かった。なんだか体がリラックスしすぎている感じ。ちょっとおなかが張っているかな、と思ったけど、たいしたことなかったので放置していた。午後になって、出張で来ているおじが、お茶だけに訪ねてきてくれたけど、お茶だけなので別にたいしたこともしなかった。でも、さて、夫と一緒に送っていくか、というとき、ほんの少量の出血に気づいた。Ｋさんから、ちょっとでも出血があったら注意するように、と固く言われていたので、すぐにベッドに横になり、夫が帰ってきたら病院に念のため連絡してもらった。そうしたら、すぐに来るように、と言われ、急いで荷物を作り（Ｋさんにひょっとしたら帰れなくて入院になるかも、と言われてたので）、病院に向かった。歯ブラシ、パジャマ、タオル、下着の替え、本、お菓子、携帯のチャージャー、スリッパなどは持っていったけど、後から考えたら、ご飯がまに残っていたご飯でおにぎりをさっと作って持っていくべきだったのだ～。

病院に着いたのが、5時半ごろだったか？すぐに分娩室に通され、看護婦さんに尿検査をすると言われたけど、車の中でおなかが張ってしまったし、トイレに行きたくてしょうがなかったので、ついトイレを済ませてしまったのだ。看護婦さんに、次は絶対トイレに行かないでくださいね～と言われる。水をたくさん飲んでトイレを待つ・・・。

仕方ないから、心音チェックとおなかの張り具合のモニタリングを先にはじめた。車の中から始まってたけど、妙におなかが張っている。こんなのは初めて・・・。看護婦さんもおなかを触って、これは大変、と言っていた。メーターが20を超えたら張っているということなんだけど、しょっちゅう20を超えるし、40すれすれまであがることも多い・・・。そして、血液検査。いつもはそんなに痛くないけど、今日は痛い・・・。あとで点滴をするかもしれないので、管を残しておくと言われショック・・・。入院経験なしの私は点滴なんてしたこともない。恐ろしくて左手は動かせなくなってしまったけど、あとで別の看護婦さんに気づかれ、動かさないと手がむくんで大変よ、と注意された。そのあとも動かすようにはしたけど、次の日の朝むくんで指輪が抜けなくなってしまった・・・。エコーの先生が空いたので、エコー室に行って、子宮口が開いてないか、赤ちゃんに異常がないかのチェック。これはまったくＯＫだった。赤ちゃんもあいかわらず、パンチをしたり、キックしたりで今から空手の稽古中・・・。

尿検査もし、結果を待つけどなかなか出てこない。そのうち自宅待機の産婦人科の先生が到着。名前だけ知ってた人だけど、女性でとてもいい人だった。結果がでないけど、時間がないから、何かの感染症があることを想定して、点滴で抗生物質を投入。それから張り止めの薬を20分ごとに6カプセルくらい飲んだ。だんだん薬が効いてきたのか、張りも前ほどではなくなってきた。先生は自分も20週くらいで同じことがあり、自宅安静になったと言っていた。でもちゃんと早産にならずに子供は生まれたそう。薬を飲んでいる途中で、8時ごろおなかが空いてきた・・・。夫は近所で何か探してくる、と言ったけど、ナースステーションに立ち寄ったら、乾パン4枚とクリームチーズをもらってきた。何かの軽食かしら、と思い、ないよりましなので、夫と分けて2枚ずつ食べた。

10時半ごろ治療は終わり、私はとりあえず入院、夫は家に帰ることになった。お部屋はとっても広い一人部屋。シャワーとトイレと洗面所が別室になっていて、ホテルみたい。部屋の角にはガラス張りの壁とドアがあって、赤ちゃんの個室になっている。そこには赤ちゃん用の沐浴洗面台とオムツ替えの台が付いていて、外から入れるようにもなっている。部屋は2人部屋にもなるけど、とりあえず一人で使うというので、一番高い部屋かも・・・。でも会社で入っている入院保険で、健康保険でカバーできない部分をすべて払ってくれるので、個室にしてもらったのだ。テレビとビデオと冷蔵庫も付いている。

豪華なんだけど、新生児に合わせた室温になっているのか、やたらと暖かい。まだ風邪が完全に治ってないけど、シーツと綿の毛布をかけただけで寝る。でも寝れない。やっぱりおなかが空いてるのかも。1時ごろ仕方ないから持ってきたお菓子を食べたら、やっと寝れた。でも4時に点滴に来ますよ、と言われてたので、気になって4時に起きてしまった。そしたら、点滴はやめて、飲み薬の抗生物質にしましたと言われる。これから5日間飲まないといけないので、毎日4時に1度起きないといけないということか・・・。またおなかが空いたので、ちょっとお菓子を食べ、朝の7時くらいまで寝れた。おなかが空くので、またお菓子を食べる。9時ごろやっと朝食。食パン3枚とジャムとフレッシュクリームチーズ（砂糖を入れて食べるとおいしい）とコーヒー。別にまずくはないので全部食べた。

そのうちいつもの産婦人科の先生が来て、とくに検査の結果何も原因は見当たらないから、仕事のストレスによる切迫早産だろうということで、多分自宅安静になるとのこと。一応午後モニタリングをして、その後アシスタントの先生がいろいろ決定してくれるとのこと。さて、モニタリングに行くか、ということになり、昨日は車椅子での移動だったけど、今日は歩いていいと言われ、歩いていく。水中出産か、出産前のお風呂の部屋なのか、妙に豪華な感じのお部屋。真ん中に玉座みたいに分娩台があり、これは自然出産の人向けみたい。モニタリングをしてたら、Ｋさんが訪ねてきてくれて、おにぎりなどをくれた。わ～い。やっとまともなものが食べれる。安心したのか、張りもほとんど収まり、部屋に戻って、おにぎりとおかずを頂き、届いていた病院のお昼ご飯もあけてみる。豆のスープに、羊肉のハンバーグ二個にジャガイモと豆の付け合せ。豆尽くし・・・。野菜はレタス数枚とトマトのスライス一切れと、茹でたお米にフルーツ缶を甘いシロップごとかけたような不思議なサラダ・・・。このサラダは食べれず、スープ、レタス、トマト、ハンバーグ1個半とジャガイモ数切れと豆を食べた。これって妊婦の栄養補給に良くないメニューなのでは？？？あとで別の友達に聞いたら、昨夜の乾パンは普通の病院の夕食だそう・・・。入院セットを作るときは、お菓子を大量に入れておこう・・・。

その後、アシスタントの先生が来て、リラックスするためのマグネシウムの処方と会社を3週間休むための書類をくれた。来週月曜日にまたモニタリングにこないといけないそうだ。家では家事はだめ、トイレと食事以外は立たないように、とのこと。台所に座って夫に指示を出して料理してもらうか・・・。

5時ごろ夫が来てくれて、退院！会社からも花束が届き、たくさんの荷物とともに帰宅。夜同僚から携帯メールが入ってたので、返事をしたら、電話をくれた。入院のニュースで、みんな私はしばらく復帰できないということになり（そういう人は結構会社で多いのだ）、予算の仕事もほかの人に割り振られたから、出産まで出社できなくても大丈夫よ、と言ってくれた。みんな心配してくれているみたい。日本だったらこうはいかないのかも・・・。ベルギーで働いてて良かった・・・。

今日は朝からベッドで座りながら編み物。これにも飽きたので、メールチェックと日記更新。あとはまた編み物でもして、明日はＤＶＤを見るか、ゲームかなぁ。編み物もこれでだいぶ進みそう。

いろいろな人に心配かけたけど、今日は朝からおなかの張りもまったくないし、たっていると疲れるから座っているけど、仕事をしなくていいので、リラックス・・・。これで無事早産にならないといいな・・・。経験者の人は、休んでさえいれば大丈夫と言ってくれたので、今回は言うことをきちんと聞いて、これからは最低限のことしかしないで、夫に頼もう。

でも家に帰れてほんとにほっとした～。