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2007年09月12日
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テーマ:相撲(1784)
カテゴリ:スポーツ
元NHKアナウンサーの杉山邦博氏の取材証が北の湖理事長の意向で返却させられるという事件が起こりました。

9月11日配信の毎日新聞の記事によれば、以下のとおりです。

『日本相撲協会の北の湖理事長は10日、横綱・朝青龍に関する一連の騒動に関してテレビで解説をした、元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(76)=日本福祉大学客員教授=の発言が協会批判にあたるとして、協会発行の取材証を返還させた。事実上のはく奪で、これに対し同クラブは11日、抗議文を提出した。
 北の湖理事長は、抗議文で「(杉山さんの)言動の何が問題なのか、明確にしてほしい」と要請されたのを受けて、同クラブの代表者に対して口頭で回答。(1)8月中旬の朝の民放情報番組で「朝青龍への処分に対しては弁護士や識者を入れて決めるべきだ」というコメンテーターの発言に杉山さんがうなずいたのは相撲協会批判にあたる(2)テレビ出演の際の肩書が「相撲評論家」「相撲ジャーナリスト」となっているが、こうした立場の人には(記者でないので)取材証を発行できない--と、返還させた理由を説明。杉山さんによれば10日、協会の女性職員に「理事長が発言を気にしているので返してほしい」と言われ、杉山さんは「お立場も分かるので預けましょう」と言って返したという。
 同クラブは「批判する相手の取材証を取り上げるのは暴挙」と反発しており、杉山さんの発言などについては事実関係も含めて、12日に杉山さんと北の湖理事長との話し合いを持つよう調整している。』

そしてその翌日の12日の産経新聞は次のように報じています。

『日本相撲協会が東京相撲記者クラブの会友である元NHKアナウンサーの杉山邦博氏から説明もなく取材パスを取り上げた問題で、北の湖理事長(元横綱北の湖)と杉山氏は12日、双方の誤解を認めた上で和解。パスは杉山氏に返却された。また、北の湖理事長と記者クラブ側は、今後パスの返却を要請する際には当事者と話し合いの場を設けることで合意した。
 東京・両国国技館内で杉山氏と会談した北の湖理事長は「杉山氏が相撲評論家の肩書でテレビや雑誌の取材に応じているため、会友のパスを取り上げた」と説明。杉山氏は「肩書は取材者がつけたものだが、私の配慮も足りなかった。今後の取材は会友の肩書で受ける」と約束し、パスを受け取った。
 その後、会見に応じた北の湖理事長は「協会への批判は真摯(しんし)に受け止める。しかし、会友としての立場をはっきりさせてもらいたかった」と述べる一方、「パスを取り上げる際に説明した方がよかったといわれればそう思う。剥奪(はくだつ)ととられても仕方がない」と手法に問題があったことを認めた。
 北の湖理事長は問題が発覚した11日、パスを取り上げた理由に杉山氏の発言内容も挙げたため、杉山氏やクラブは言論封殺行為と猛反発。この日、同理事長は杉山氏の発言内容には触れず肩書問題に終始したが、協会の利益に反する報道に圧力をかけたと取られても仕方がない対応だった。』

杉山邦博氏といえば、これまで40年以上にわたって大相撲実況中継に携わり、大相撲を影で支えた大功労者といっても過言ではないと思います。私が相撲をテレビで見始めた頃も、毎場所相撲中継に登場していました。

今回の一件は当事者間で一応の決着がみられたようですが、北の湖理事長の言動には釈然としないものが残ります。

まず取材証を返却させるということを、理事長の一存で決めてしまっていいものなのかどうか。相撲協会には広報部長がいるわけで、組織として問題のある決定ではないのか。

そして、気に入らない記者の取材証をとり上げて追い出すようなことをするというのは、記者クラブを御用クラブ化するものでないのか。相撲が国技である以上、大相撲は相撲協会だけのものではなく国民のものといえます。また言論統制など言語道断です。

更には、杉山氏の肩書きを問題にしていますが、相撲評論家の肩書きのどこが悪いのか。我々一般人には全くわかりません。単なる言い訳に使っているとしか思えません。

いずれにせよ北の湖理事長の今回の行動は色々な点で問題があったと思います。公益法人でもある日本相撲協会が我々国民にとってより開かれた存在となることを望みます。





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Last updated  2007年09月16日 02時05分14秒
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