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テーマ:相撲(1784)
カテゴリ:スポーツ
元大関栃東の断髪式が2/2にありました。各界の有名人を含む300人以上がハサミを入れたそうです。
栃東が引退を発表したのは昨年5月ですが、体力の衰えではなく脳疾患が原因で引退に追い込まれたのが何とも残念です。最後となった昨年の春場所は何と勝ち越しています。勝ち越したまま引退というのは極めて異例です。また、朝青龍と互角に戦える数少ない日本人力士でした。 栃東は玄人受けする名大関だったと思います。幕内優勝も3回を数え、これは小錦と並んでいます。体格的には決して恵まれていませんでしたが、左右からの強烈なおっつけはそのハンディを補って余りあるものでした。対戦相手から見れば非常に攻めづらかったのではと思います。 その相撲の型は三代目若乃花と非常に似ていました。横綱に上り詰めた若乃花とは地位こそ違えども、実力的には殆ど差はなかったのではと思います。 また、栃東は序ノ口から幕内までの各段で全て優勝を果たしています。これは若貴でも成しえなかったことです。けがのため大関から2度陥落していますが、いずれも1場所で大関に返り咲いています。これも過去例がありません。 現役力士には栃東のようなタイプはちょっと見当たりませんが、若手力士たちには栃東の相撲もぜひ参考にしてもらいたいものです。来年9月に父親の玉ノ井親方が定年を迎え、部屋を引き継ぐ予定のようですが、弟子の育成にもきっと手腕を発揮するのではと期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月05日 00時58分51秒
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