「陽気なギャングが地球を回す」の続編。
にしても
すごい量産化状態だぁ。
よくこんなに立て続けに本が出せるものだ、伊坂さん。



お話は相変わらず軽快。
第１章が４本の短編になっていて
成瀬、響野、雪子、久遠のそれぞれが
日常のなかで遭遇した事件（トラブル）が
書かれているんだけど
ここでもそれぞれの話がビミョーにリンクしていて
そしてそれらが第２章以降の
本来の事件とまたまた連鎖していくという･･･


上手いなぁ～



伊坂さんの「著者のことば」


"前作以上に、現実離れした内容になりましたが、
細かいことは気にせずに楽しんでいただければ幸いです。"









まさにそのとおりっ





話はそこまで複雑でもないし
全体的なまとまり度は前作のほうがいいような気がしましたが
サラッと楽しく読める作品でした。
邪気がないようで密かに毒を放っていたりする
久遠くん。
飄々とした感じ、イイわぁ～









･･･しっかし。
時間に余裕ができたからといって
本がサクサクと読めるというもんでもないのよねぇ～
読書も"勢い"なんだよなぁ。
最近停滞気味だわ。