家族仲良く過ごしたい☆アーノルド・ローベル☆なかなおり☆オススメ絵本
なかなおり夫婦間や子どもと口論になったとき、上手に仲直りってできていますか?結婚当初、僕は妻とよくぶつかり合っていましたが、結婚して11年も経つと、何をすると相手が怒るのか、相手とのぶつかり合う感覚がわかるので、さすがにここ数年は仲良くやっております(笑)。っていうか、自分が悪いときには潔く非を認め、謝ってしまうとこじれることはないですね。最近、小学校3年生になる娘と妻が激しくぶつかり合うのを良くみるようになりました。娘も口が達者になりました…。女同士の喧嘩は、傍で見ていて迫力があり、怖いです…。さてさて、今日、紹介する本は、おなじみアーノルド・ローベルの『なかなおり』です。今まで、翻訳されていなかったみたいですね。『なかなおり』対象年齢:幼児~小学校低学年オススメ度:★★★☆☆(普通よりちょい上)ローベルの作品はほかにいいのがいっぱいあるんで、あえて厳しい採点にしておきました→→→アーノルド・ローベルの作品一覧はこちら機嫌の悪い家族が犬と戯れたのをきっかけに明るくなっていく様子を描いています。不機嫌な家族が、犬と戯れたのをきっかけに明るくなっていく様子は、読んでいて心地よかったですね。ローベルではありませんが、『よかったねネッドくん改訂版』みたいに気分が明るい場面はカラーにしたら、もっと心の様子がうまく描写できたんではないかと思います。全体的に白黒なので、カラーページも欲しかったです。天気が家族の心象風景と連動しているんでしょうかね。地味な絵本ですが、安心して読めます。「ネガティブな気分は伝染してしまうから明るく過ごしましょう」、みたいなメッセージ絵本として読む人もいるのかもしれません。 ストーリーを簡単に書いておきます。どんより暗い朝でした。外はじゃあじゃあぶりの雨です。パパはママに行ってきますのキスを忘れて出かけていきました。ママは息子のエディにやつあたり、息子も姉にやつあたり、姉は弟のエディにやつあたり。エディは犬のパジーにやつあたりしますが、パジーと戯れるうちになんだか楽しくなってきました。エディはお姉さんとお母さんにやさしくしました。お姉さんとお母さんも楽しい気持ちになりました。夕方になるとお日様がぱーっと顔を出し、小鳥もピーピー鳴きました。パパが帰ってきたのはそのときでした。パパはママにちゃんとただいまのキスをしましたよ。というわけで、家族仲良く過ごしたいものです。ケンカをしたりしたネガティブな気持ちって伝染しちゃいますからね。→→→アーノルド・ローベルの作品一覧はこちら