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カテゴリ:MOVIE REVIEW
柄本明「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる」。映画をまとめるセリフ。言葉について考えれば時間がなくなり、一生考えなくてはいけないテーマ。 アンタ、大切な人はおるね? その人の幸せな様子を思うだけで、 自分までうれしくなってくるような人は... 今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎる 自分には失うもんがないっちゅう思いこんで、 それで強くなった気になっとう。 だけんやろ、自分が余裕のある人間って思いくさって 失ったり、欲しがったりする人をばかにして眺めとう。 そうじゃないとよ。 それじゃ人間はだめとよ 方言交じりのセリフが、言葉に重みと深みを加え、心を打つ。登場人物は、人を大切にしないという意味での悪人が多い。殺害犯になってしまった主人公だが、人を大切にできなかったという意味で、他の登場人物とは大差はない。ストーリーが進むにつれ、大切な人を見つけることで、強くなっていく主人公の姿が、随所に見られ、不器用ながらも幸せをつかみ取っていきながら、やさしさを見せる。 いい映画だったなぁ。映画より原作を読むほうが、もっといいに決まっていると、いい意味で思わせてくれる映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月08日 10時02分39秒
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