希望と格差(「メトロマニラ」)
副題は世界で最も危険な街。登場人物が皆、裏切りものばかり。田舎からマニラへ出て働く家族を主人公にする映画。マニラは危険だというメッセージを発信しているような作品。後味もよくなく、暗くなってしまう作品。しかし、実際にマニラへ行ってみると、フレンドリーで親切な人ばかり。ガイドブックやネットの口コミでは、「タクシーはメーターを使わない可能性が高い」「両替所では、必ず誰かが見ているから気をつけろ」「携帯やカメラをあまり出すな」等、いろいろ書いてあるが、全くそんなことは無く、むしろ、もう一度行ってみたいと思うぐらい印象に残る都市だった。ロビンソンやMOAなどショッピングセンターが多く、マカティは物価が高い。イントラムロス、キアポ教会、マニラ湾、ジプニーなど作品の中でもマニラの街並みが見ることができる。出稼ぎで国外に出る人も多く、所得格差が問題になっており、銃社会であることは確かなので、日本人が学ぶことは多い。