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テーマ:個人情報(19)
カテゴリ:個人情報
個人情報保護法に基づく是正勧告を受けたのが、みちのく銀行だったが、他の銀行も情報管理に関しては、似たり寄ったりのようだ。
金融庁の指示で全国の金融機関が一斉点検したら、でるはでるは。全国のほとんどの金融機関が個人情報を紛失しており、あまりにも個人情報の管理をないがしろにしていることが発覚した。 ざっとニュースで調べただけでも以下のとおりだ。 ・個人情報紛失: 秋田銀、延べ3995人の顧客情報を--88年以降 /秋田(毎日新聞) ・七十七と仙台銀、顧客情報記載の書類を--誤って廃棄か /宮城(毎日新聞) ・個人情報紛失: 相次ぐ いわき、会津若松でも /福島(毎日新聞) ・群銀、東和銀も1万8200人分 顧客情報紛失(中日新聞) ・県内でも9万7000人分紛失 足銀と栃銀「誤って廃棄の可能性」 /栃木(毎日新聞) ・個人情報: 常陽銀行、顧客5762人の資料を紛失 /茨城(毎日新聞) ・武銀が個人情報紛失 1万6000人分 誤って廃棄?(中日新聞):武蔵野銀行(埼玉) ・4万8000人分個人情報紛失 神奈川銀行 記憶媒体を廃棄か(中日新聞) ・個人情報紛失 大手3行 46万人(読売新聞):三井住友、りそなホールディングス、UFJ信託 ・個人情報紛失: 顧客情報、計約6万3000件に--複数の金融機関 /長野(毎日新聞) ・静銀、顧客情報4470件紛失 スルガ銀でも8851件 誤廃棄か /静岡(毎日新聞) ・個人情報紛失: 県内金融機関でも発覚 銀行や信金、誤って廃棄か /石川(毎日新聞) ・個人情報: 顧客の情報、1万件紛失--四国銀行 /高知(毎日新聞) で、この結果に対する当の銀行さんの弁はというと、 「紛失物は見つかっていないが、不正持ち出しの可能性は極めて低く、誤って廃棄した可能性が高い。」 このように悪びれもなく白々しく答えている。 不正持ち出しの可能性が低いなどど、何の根拠もなく、あくまでも感覚的なもの。(その感覚って、ずさんな管理をしていた張本人が言うから余計信用がない。) それでも再発防止策を期待したいところであるが、以下の回答をきくとあまりにも心もとない。 「管理をより一層徹底したい」 ・・・のど元すぎれば 「インターネットでの資料閲覧を推進し、紙の資料を減らす」 ・・・紙の全体量を減らすのはわかるが、それは一時代前の電子化による業務効率化の話であって、個人情報保護に直接結びつかないよ。感覚ずれてる! 「支店で保管中のフィルムは本店に集め、専用裁断機で処分する」 ・・・支店はあてにならないのね。でもそれなら支店から本社へ集めるときの配送はもっと危険だと思うよ。 こんな顧客の財産とも言うべき情報をすざんに管理している上に、税金を食い物にした高給取りの金融機関に対しては、金融庁は行政処分も含め厳格に対処してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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