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カテゴリ:個人情報
昨年までは車上荒らしが個人情報流出で多かったのだが、今年はここにきてファイル交換ソフト「ウィニー」のウィルス感染による個人情報流出が急増している。多くが、職場の個人情報を無断で家に持ち帰り、ウィニーを使用していた私用パスコンから個人情報がインターネット上に流出したパターンだ。まあ、中には愛媛県議のようなケースもあるけど。
考えられる直接的対策は、次のことなんだけど、それで根本的解決になるのかな。 1)個人情報の持ち帰り禁止 2)私用パソコンでウィニー使用禁止 事件がだいたい、学校、病院、役所に集中している。仕事が個人裁量に任されていて組織としての統制がとれていないところであって、かつ職場の仕事を家に持ち帰らざるを得ないところにも問題があるんだろね。統制がとれていなから、持ち帰っていいかきいても上司はダメというか判断できないんだろうな。だから無断で。 現実的に仕事を家でせざるをえないとしたら、持ち帰る人に十分セキュリティを確保する認識をもってもらいたい。 しかし、先生や役人という閉じられた環境で権力をふるえる人種にどこまでわかってもらえるか。なにせ、企業間の契約で当たり前の機密保持契約も、これらの人達は、(地方/国家公務員法があるからそんな条項は不要だという論理らしいが)結ばないからね。 少なくとも 1)個人情報に対する機密保持の意識を強く認識し、 2)個人情報を入れるPCでは、ウィニーを使用しない してもらいたい。 -------1月2月のウィニーによる事件・事故---------- -02/08 前橋市消防本部 職員が個人情報流出(東京新聞) :消防司令補(45)の自宅パソコン -02/04 患者情報、ネットに流出 看護学生のPCから--西埼玉中央病院(毎日新聞) :同病院付属看護学校の学生の自宅パソコン -02/02 個人情報流出 今度は行政文書 用地買収関連 補償予定額も(東京新聞) :男性副主幹(55)の私物パソコン -02/02 教諭のPCから生徒198人分の情報流出 神戸(神戸新聞) :教諭夫婦が自宅で共用する私物パソコン -01/28 廿日・大野浦病院で患者情報が流出 パソコンがウイルス感染(毎日新聞) :30歳代の看護助手が自宅で仕事をするため -01/27 情報流出:全児童378人分 教諭のPCから 岡山・備前(毎日新聞) :男性教諭(44)が自宅で使っているパソコン -01/25 愛媛県議のPCから3万人分の有権者名簿(毎日新聞) :自宅兼後援会事務所で使っているパソコン -01/23 捜査資料、ウィニーでネット流出 神奈川県警 :男性署員の私物パソコン -01/21 市民情報26人分流出 国保の業務委託会社から(東京新聞) :男性社員(31)の私物のパソコン -01/20 筑波大病院が患者41人の情報流出読売新聞 :同大医学専門学群6年の男子学生 自分のノートパソコン 臨床実習のリポートを作成するため -01/19 小学生37人の個人情報流出 教諭のPCウイルス感染(山陰中央新聞) :女性教諭(52)が自宅で使用していたパソコン -01/17 三井住友海上の顧客590人分(毎日新聞) :システム開発委託先社員の私用PC -01/16 7300人の個人情報流出・兵庫県養父市のCATV(日本経済新聞) :ネット接続業務を委託している「近畿コンピューターサービス」(同県豊岡市)の男性社員、個人用パソコン -01/13 児童情報流出:男性教諭のパソコン、ウイルス感染 札幌市(毎日新聞) :男性教諭(26)の私物PC -01/13 富士通の顧客情報がWinnyに流出、私用PCのウイルス感染が原因 :富士通コールセンタースタッフの私用PC お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月08日 13時22分41秒
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