|
|
|
2008.10.19
カテゴリ：詩・本
書いた詩です。 私の好きな 物語り風の詩です。 いろいろ連想してたら 楽しくなっちゃって 何も考えず ただ思うがままに、ダラダラ書くの（笑） 後で読み返してみて あ～なんとかまとまってんじゃん、みたいな（笑） 歌に乗せる詩はね 恋愛の詩のほうが 共感されやすいし良いってことで そういうのを いっぱい書き溜めてるんですけどね。 そうじゃないのもね、 やっぱ 書きたくなる性分なんですよ（笑） なもんで、長いけど 最後まで読んでいただけると ヨリス的マジでピースなり   ＜景色＞ 近くにある のどかな公園へ行った 多分、私を呼んでたんだ 精霊が 新しい魔法でも教えてくれるのかな？ すごく良い天気だしさ せっかく良い気分に浸ってたのに 川のせせらぎに こう言われたんだ 「最近の君は少しカラ回りしちゃいない？」 のん気にその上を泳ぐカモには ガーゴガーゴ笑われるし 近頃じゃ 野生を失いつつあるスズメは 道を自分たちのものみたく 塞いじゃって なかなか空けてくれない 友達だと思ってたウサギは 大切にしてた宝石箱を持って どっかに行っちゃうしさ まったくついてない いつもの道を曲がる時 いつもとは違う逆の方へ行ってみた するとフッと世界が変わって 見たこともない景色が広がってた ここがパラレルワールドへの 入り口なんだな、きっと… そんなこと考えたりして なんだかワクワクしてきたよ 「私のあとについて来て」 キラキラ光る蝶が そう言うからついて行くと… 「あなたのリスト作ります」という 看板を掲げたお店へと辿りついた カランコロンとドアを開けて おそるおそる中へ入ってみると でっかくて威勢のいいオバサンが 満面の笑みで待ちかまえてた 「やっときたか。あんたのリストはもう出来てるよ」 「名づけて、今抱えてる問題。 ”治療すべきもの”と”とりあえず放置しといていいもの”」 リストには私を 最近いらだたせてる原因が 事細かに書かれてあった オバサンは、さっきの蝶を捕まえて キラキラしたカゴの中にしまった 「なかなかの重症だね。 これがあんたの症状を改善する薬の処方箋。 そしてこれが 私が良いように調合した スペシャルカプセルだよ。 魔法の粉をパッと、一振り」 「それからね、１つ注意。 これを飲む前は楽しいことで 心とお腹をいっぱい満たすこと。 空腹で飲んでしまったら 逆効果なんだから…じゃね」 あっと思った瞬間 私はあのいつもの曲がり角に立ってた ちゃんと、さっきオバサンが 処方してくれた 薬も手に持ってた 家に帰ってから アダムサンドラーのコメディを見て 楽しくなった後 半信半疑で 例のカプセルを飲んでみた そしたら 今までのこと… 楽しかったこと 悲しくて泣きはらしたこと 絶対負けるか！と 悔しさをエネルギーに変えて頑張ったことが 走馬灯のように 私の頭の中のスクリーンに 映し出された 最後に周りの人たちを 純粋に愛してた、幼い頃の自分が現れた そして私に こんなメッセージをくれた 「未来のあなたへ あなたのことを裏切ったり 傷つけたり、バカにしたりする人も これから沢山いるだろう でも絶対に忘れちゃいけない あなたのことを愛して、思ってくれる人も いるってことを。 そしてその愛し方、思い方も 人それぞれ いろいろな形があるってことを」 数日後 またあの公園に行ったんだ そしたら川のせせらぎが こう言った 「最近の君はとても楽しそうだ。 自分次第で周りの景色は どうにでも変えられるってことなのかねぇ」 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2008.10.20 00:44:02
[詩・本] カテゴリの最新記事
|
