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ヨリエルは魔法使い♪

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2009.04.21
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カテゴリ:詩・本
前に友達とプラっと
本屋さんに行った時に
2人して気になっていた漫画がありましたノート


普段はワタクシ
吉田戦車以外は(笑)
活字しか読まないんですが…




それがこれです下矢印

銭ゲバ上銭ゲバ下




後日、その友達が購入したらしく
読み終わったからってことで
ボロボロになったやつをくれました(笑)





味のある画風で
お世辞にもそんなに上手くはないんだけど…
そこがまたこの漫画の
リアリティをより高めているように
読み進めていくにつれて
とても感じて
ドンドン引き込まれました。




ちょっと前に
ドラマ化されてたけど
1回くらい見た程度でした。





あらすじは…

少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた蒲郡風太郎は
金のためなら手段を選ばない大人になる。
そんな彼を人々は「銭ゲバ」と軽蔑したが…
70年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!

<幻冬舎のサイトより>





蒲郡は金持ちになるため
自分が出世するために邪魔となる人間を
次々と殺害し
あまりに純粋であるがゆえに
金に翻弄されている人々を憎み
そして傷つき
その歪んだ心の持って行き場所を
ついにみつけることが出来ず…



世間からみれば
すべてを手に入れたはずであろう彼ですが
最後には「死」を選びます。




幼い頃、貧乏でイジメられていた。
母親は病気になってしまい
お金がないせいで治療ができず
死んでしまった。




そこから彼の世間とお金に対する
「復習」が始まるわけです。




まさにこの資本主義社会が生み出した
「闇の人間」という感じがした。





誰の心の中にも
蒲郡風太郎はいると思う。





ある日の寝る前に
これを読み終わった後
涙がたくさんボロボロこぼれました涙ぽろり




彼は最後自殺してしまうわけですが
それはすごくショックでもあったけど
どこかとてもホッとした部分がありました。
なぜなら彼はやはり
血の通った「人間」だったわけだから…



結局、彼は
愛が欲しかったんだと思う。


お金や成功が欲しかったわけではなかったんです。



もはやすべてを手に入れてしまった彼は
生きてる意味を見出せなくなったのです。





お金によって
人は変わってしまいます。



よっぽど強い意志を持っている人で無い限り
お金に飲み込まれていく。
でも自分ではそのことに気づいてなくって
お金を操ってるのは自分だ!と
錯覚する。






資本主義社会では
マネーゲーム・パワーゲームに
勝てない人間は
負け犬とみなされ
成功している人間は
勝ち組とされます。




ある種の「洗脳」です。



書店には
その手の啓発本が出回り
メディアはセレブを大々的に取り上げる。




そんな毎日の中で生きてたら
そりゃ誰だって
洗脳されてしまうと思う。





ただ、私はちょっと疑問を感じるんです。

何がその人にとっての
本当の意味での幸せかなんて
人それぞれ違う価値観なはずなのに…





ある意味
そのような資本主義の申し子的な人々は
素直なんだと思います。



与えられた情報を
そのまま受け入れているわけですから。



それを分かってる上で
資本主義に打ち勝ってやろうという野望があり
そのために
あえてそのレールに加わってるフリをしている人が
いるとするならば
かなりな上級者ですね。




…ってな感じで
私はちょっと
へそまがりなので(笑)
色々と考えてしまうわけなんです。






子供の頃の私は
とにかく成功したくって
人をけおとしてでも歌手になりたいと思ってました。



イジメられる毎日はつらく
まさに風太郎の気持ちがよく分かります。



今でも覚えてますが
中学生の頃の
クラスの集合写真では
思いっきりメンチを切っていました。




それを見ると
あの頃を思い出してしまい
つらくなったので
その写真はやぶって捨てました。





いつしか
人をけおとしたりせずに
自分の実力で
歌手になりたい!って考えに変わりました。
とにかく歌が上手くなりたい
10人いたら10人に良いと言ってもらうようになるんだ!
と、一生懸命でした。




いつか成功して金持ちになって
私をバカにした人や
イジメたヤツらを見返してやるって気持ちも
ある時に変わりました。



成功はしたいし
世間にも認められたい。
でもバカにした奴らを見返してやるためとかではなくって
自分のために
歌のために
成功したい!!



この資本主義社会において
私みたいなバカ正直で不器用な人間でも
成功することが出来れば
それは小さいかもしれないけど
一種の「革命」だと思うんです。



だからいつか「革命」を起こそう!って
思いながら
音楽をやることに決めたんですスマイル







愛なんていくら人から望んでも
誰も思うように与えてはくれません。





一時期、私は
この世の中には
本当の友情や愛情なんて存在しない!!
と思うようにしてた時もありました。



本当は
すごく欲していたんです。
欲しくて欲しくてたまらなかったんです。


クールぶっていながらも
どこかにあるかもしれない
あるかもしれない…
心の中ではそう叫んでいました。



なので風太郎を見ていると
とても切なくなりました。




でも人を想う気持ちや
人の愛し方なんてのは
みんなそれぞれ違うんです。


そんなものは
おしはかれるものじゃないんです。



誰かが誰かのことを
どれだけ想ってるかなんてのは
その本人になってみないかぎり
本当の意味では分からないのです。


推測することは出来ても…




だけど時に人間は


自分なら相手にこうしてあげるのに…
どうして相手はしてくれないんだろう??


と、自分の尺度で
相手の気持ちまでも推し量ろうとしてしまう。
相手に自分の理想を
おしつけてしまう。





頭では分かってても
いまだに私は
人に対して
温度差を感じて
切なくなる時があります。



どんなに親しい人に対しても
どんなに好きな人に対しても
「この人に心はあるのかな?」と
疑ってしまうことがある。



でも大事なのは「信じる」ことなんだと思う。
たとえ偽りだったとしても
信じるんです。
信じれるという心の強さこそが
重要なことなのです。





もし近くに
風太郎のような人がいたら
私は助けたいと心から思いました。




私は「音楽」に救われました。



音楽があるから
友達も出来るし
いろんな人と知り合えるし
私に興味を持って下さる方々がいる。



風太郎にも
私でいう「音楽」みたいな存在があれば
あんなにも
苦しまなくてすんだんだろうな。




ま、音楽を
ずっと続けていくのも
彼の選んだ道と同じか
あるいはその倍苦しかったりするんだけどねあっかんべー




お金は怖い。

人を変えてしまう。

でもたとえ手に入れれたとしても、私は変わらない自信がある。

それよりも私は名声が欲しい。

自分の歌に対する正当な評価が欲しい。

どうしても欲しい。

それが私が人生で1番欲しいもの。



私の中にも風太郎はいる。




誰しもの心の中にいる。





でもそれを
「良い風太郎」にするか
「悪い風太郎」にするかは
自分次第だ四つ葉





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Last updated  2009.04.26 01:00:45
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