統計の錯覚
日本において、最も犯罪者の多い血液型はA型だという。そればかりでなく、タバコのポイ捨ても遅刻する人数も退職する人数も、最も多い血液型はA型だという。これは当然のことで現代の日本人の血液型比率(約)はA:O:B:AB=4:3:2:1 なんだもんね。すべての人数の4割はA型であるはず。こういう統計を表に出すときは、『発生率』でないといけないと思うんだな。例えばなにかの発生人数が4:2:2:2となったならA型の発生率は、100パーセント、O型の発生率は、67パーセントB型の発生率は、100パーセントAB型の発生率は、200パーセントということになり、発生率が最も高いのはAB型ということになる。そうなれば着目すべきは発生数の多いA型と発生率の高いAB型。取るべき対策もA型に対しては数の手当てAB型に対しては質の手当てが必要になる、という風にね。統計学をちゃんと勉強してないのがじれったい;日常生活でこのトリックってたくさんあるんだよなあ。