職場の先輩の話:
今年6月に60歳になり、一度清算して再雇用された先輩が自分の家を売って借家暮らしを始めたそうです。理由は老後の生活の為だそうです。お子さんも2人いるのですが、将来は面倒見てもらわない覚悟を決めたので家は売ったらしいのです。定年少し前に借家住まいを始めました。明日から4連休と言うので、旅行でも行かれるんですかって聞いてみたら、大家さんとちょっともめたので、その場で引っ越すと言ったらしいのです。その理由なんですが、先輩の奥様が野良ネコに餌をやっているそうです。大家さんは野良猫に餌を与えられては困る言われ、それが引き金となって他に家を借りると言ったそうです。餌を与えている野良ネコは5,6ひきくらいいたそうですが、全て不妊手術をしたそうです。が、大家さんは餌をやるのは困るのいってん張りで、言葉の売り買いで出ることにしたそうです。で、明日から4日間を引っ越し片付けに費やすので休みだそうです。 どうなんでしょうかねえ、このような問題って微妙で難しいものですよね。借家住まいは双方が上手くいかなければ、出て行けばいいのですが家を買って定住している人は、簡単に出て行く訳にもいきませんものね。だから、もめごとのないようにご近所付き合いは最低限に抑えているんです。
私の家の話になりますが、現在の地に家を建てたのが5年前でした。工事期間中はご近所には大変ご迷惑をお掛けしたと思います。工事前と工事が終わってから引っ越して来て隣近所に粗品を持ってご挨拶に伺ったのですが、初めから敵対意識を持って接してくるご近所さんがいました。 ご近所さんの駐車場には鎖を掛けて、ここから中には入るべからずと言わんばかりでした。そして、今度は近所のご婦人方が集まって私の家にやって来ました。「お宅の新築の為に道路が凹んだ」と口裏を合わせたように言ってきたのでした。私は、建築士ゆえにコンクリート舗装道路が凹むはずが無いことの理由を説明したのですが、相手は素人である為に全く話が通じませんでした。そこで私は業者さんに説明し現場に来てもらい生コンを打ってもらいました。しばらくしてまた「私の家の前も凹んだ」と言ってきた奥さんがいました。私の向かいの奥さんでした。私は、都市ガス会社に電話を掛けて相談したら、ガス会社が修理しましょうと言ってくれましたのでお願いしました。ちょっとしたイザコザは解消しました。昨年の8月の話になりますが、向いさんのご主人さんが出勤の際、駅のホーム階段から転落し、意識不明の重症を負ってしまいました。10か月くらい入院していましたが、現在は退院して帰ってきました。やっと歩けるようにはなったのですが、車の運転は出来なくなり、今までバックで自宅の駐車場にご主人が入れていたのですが、運転出来ない為に奥さんが入れています。しかし、車を頭から入れてしまう為に切り返しが出来ません。あれ程までに文句を付けてきた奥さんが、お宅の駐車場の中で車の切り返しをさせて下さいと言ってきたのです。旦那さんの事情が事情だけに、人道的立場からも「ダメ」ですとも言えないので入る許可をしてあげました。 ほんとうにお気の毒に思います。 家内が良く言います。「人には喧嘩を売ってはダメ、ご近所とはもめごとはダメ」私も同感しました。私も若い時には売り言葉に買い言葉で、意外と短気でした。歳のせいもあろうかと思いますが、最近はワンテンポクッションをおいて対応することにしています。現在のご近所付き合いは、上手くいっております