元一級建築士の姉歯氏による耐震偽装設計のおかげで建築士全員が3年に1回の定期講習会(試験あり)を義務づけられました。 彼はコストを低く抑えるために設計書を偽装して確認申請をしたのです。 それにOKを出したのは御役所なのです。 現在、建築士免許を持っている人は全国で30万人と言われています。 講習費用は16800円で30万人から徴収するのです。 講習会を受けるのは、財団法人なんですよ、何を意味するかは素人の私だって分かります。 そうです天下りなんですよ。 建築士試験を請け負っているのも財団法人〇〇〇〇センターです。 偽装をした人間を徹底的に処罰すれば済むことなのに30万人全員っておかしな話です。 建築士法で改正されたのは、建築士事務所を開設する場合、建築士と管理建築士がいなければ事務所を開設できないってことです。 個人で開設する場合でも同じなので、管理建築士を雇わなければなりません。 一人でも収入が大変なのに、個人事務所にもう一人建築士を雇うことなどできませんよね。 まだ正確に調べていませんが、「管理建築士は専任でなければならない」と記してありますが、開設者(建築士)と管理建築士は兼任出来なければ個人経営は成り立ちません。 やっきになって天下り先を作っているんですね。 厳罰に処されるのは姉歯と請け負わせた会社と役人なんですけどね。 益々、倒産・廃業する会社が増えて深刻な状況になると思われます。
はてさて、お医者さんはどうなんでしょうか。 人の命を預かる仕事、なのに1度試験にパスしてしまえば一生涯安泰なんです。 定期健康診断にくるお医者さんなんか80過ぎで、余り反応もないけど大丈夫なのかなあ?それこそ基本に戻って定期講習会を受けてもらいたいものです。 当然、公務員も国会議員もやって欲しいものです。 無理ですよね、自分たちに不利になるように改正なんてする訳がないですからね。