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カテゴリ:かてごりぃにないもの
今日は横浜勤務です。朝からずっと雨降っていますが、帰り頃には上がるようです。 いつものように同じ特急電車に乗りました。金沢八景で羽田空港行きに乗り換えて横浜まで行きます。逗子発の羽田空港行きは空いているのです。たまには座れることもあるんですよ。 私と同じように金沢八景で降りて乗り換える人がいます。ちょうど私が乗り換え電車を待っていると、私の横に来て待っている人がいました。数分待っているうちに電車が来ました。私は電車の連結部近くに立っていました。金沢文庫を過ぎたくらいで先ほど私の横で電車を待っていた人が傍に立っているのに気が付きました。上大岡近くに差し掛かった時です。その人が上着を脱ぎ始めました。車内はそれほど暑くないのにどうしたんだろうと見ていると、上半身がうな垂れるような格好になって手がブルブル震え始めました。一瞬真っすぐに立ち直し、おさまったかのように見えたのですが、再び体が折れるような格好になって前のめりになるような格好で倒れました。瞳孔が開いて応答がない時があったので、これは大変なことが起こってしまったと思いました。 周りの人に「非常ボタンを押して下さい」と叫んだあと、倒れた人のもとへ寄って頭に手を添えてあげました。上大岡に到着すると駅員が飛んできましたが、4分くらい経ってやっと搬送されました。 倒れた人の所に近寄って最初に声掛けした人が「タンカーを持ってきてください」と機転を利かせてくれました。運ばれる寸前まで声掛けしましたが、倒れた人は反応していたので大事には至らなかったと思います。 私は定年して第二の人生で初めて電車通勤というものを経験しましたが、目の前で人が倒れるのを見た経験がありませんでした。倒れた人の傍に行って声掛けした人は、最初に声掛けした人と私だけでした。近づくどころか皆さん身を引いてしまうんですね。中には(若い女性ですが)スマホゲームを倒れた人の横でやっていました。この人に人間を感じませんでした。 電車通勤を経験して思ったことですが、人間が変わってきたように感じたのです。人の救助よりスマホが大事、そんな風に見えました。なんだか嫌な気分になってしまいました。 倒れた人、大したことなければ何よりです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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