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『迷路』 キャサリン・コールター


『マーダー・プラン』 J・ケラーマン


『レッド・ライト』 T・J・パーカー


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『殺意』 リンダ・フェアスタイン


『ロマンスのR』 スー・グラフトン


『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊  


『黄昏の百合の骨』 恩田陸


『家族狩り・5部作』 天童荒太


『麦の海に沈む果実』他 恩田陸


『天使の遊戯』 アンドリュー・テイラー


『天使の背徳』 アンドリュー・テイラー


『天使の鬱屈』 アンドリュー・テイラー


『蛇行する川のほとり』 恩田陸


『GOTH』 乙一


『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 


『最後の旋律』 エド・マクベイン


『ZOO』 『失われる物語』 乙一


『追憶のスモールタウン』 R・ワトソン


『エミリーの不在』 ピーター・ロビンソン


『ウィンディ・ストリート』 パレッキー


『夜のピクニック』 恩田陸


『白狐魔記・戦国の雲』 斉藤洋


『No.6 ♯5』 あさのあつこ


『緋色の迷宮』 トーマス・H・クック


『天使と悪魔』 ダン・ブラウン


『ある秘密』 フィリップ・グランベール


『真夜中の青い彼方』 ジョナサン・キング


『ダーティ・サリー』 マイケル・サイモン


『渇いた季節』 ピーター・ロビンソン


『サメのこどもたち』 入り江わに


『よるくま』 酒井駒子


『手紙』 東野圭吾


『姑獲鳥の夏』 京極夏彦


『閉じた本』 ギルバート・アデア


『蒼い闇に抱かれて』 イローナ・ハウス


『邪魅の雫』 京極夏彦


『わたしのなかのあなた』ジョディ・ピコー


『容疑者Xの献身』 東野圭吾


『悪霊だってヘイキ!』 小野不由美


『悪夢の棲む家』 小野不由美


銃とチョコレート 乙一著


『あなたに不利な証拠として』ドラモンド著


『埋葬』 リンダ・フェアスタイン著


『オフィサー・ダウン』 シュヴィーゲル著


『煉獄の丘』ウィリアム・K・クルーガー著


『ぼくと1ルピーの神様』 スワラップ著


『青の炎』 貴志祐介著


天使が震える夜明け P・J・トレイシー著


2010年03月24日
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カテゴリ:小説・海外
“ニコラ警視の事件”シリーズの三作目、『ロワイヤル通りの悪魔憑き』を読みましたので、その感想です。




あらすじはamazonからのコピペ。

1770年、パリの街は王太子とマリー・アントワネットの成婚を祝う花火大会で大いなる賑わいを見せていた。
だが、人と馬車が入り乱れるなか、悲劇が起こる。
花火が暴発し、大混乱の末多くの人々が死傷したのだ。
使命感に駆られた警視ニコラは惨劇のなかに身を投じる。
そして、ある女性の死体に目を留めた。
死体がこの惨劇によるものではないと気づいたニコラは調査を進めるが、悪魔に取り憑かれた奇妙な一家に出会い…。



前作から更に時は流れ、王太子はマリー・アントワネットと結婚。
ポンパドール夫人は亡くなり、現在王の一番のお気に入りはデュ・バリー夫人です。

デュ・バリー夫人と言えば、かの『ベルサイユのバラ』では、フランス王家に嫁いできたマリー・アントワネットの最初の試練って言うか、敵だったりするわけですが・・・。

で、小説の方ですが、結婚を祝してパリで花火大会が行われるのですが、権力争いが色々あって、今回の警備はド=サルティンはかやの外。
と言う事は、ニコラは出番なしです。

ところが花火大会で事故が起こり、惨事になってしまう。
そして見つけた女性の死体は、事故ではないとニコラは思う。

ド=サルティンはパリ花火大会には一切関係なしだったのですが、事故が起こると、自らの政治生命が危うくなるらしい。
この辺り、ちょっと分かり辛いですが。

なのでド=サルティンはニコラに、事故の詳細を調べるように命じる。
しかしニコラは女性の殺人が気になるので、これも花火大会事故の一環として調べても良いと言う許可をもらう。

そして調べていくうちに、彼女の叔父が経営する毛皮商が分かる。
その家では悪魔憑きの噂があり・・・。


前作『鉛を呑まされた男』では小さな事件が、王家に関係する大事件に繋がっていったのですが、今回はもっぱら女性の殺人事件が描かれてます。

うーん・・・今一。

前作同様、当時のパリや、王家の描写は読んでいて楽しい。
各登場人物たちも魅力的。

シリーズ物って長くなってくると、話そのものは余り面白くなくて、同窓会的に、登場人物たちの新しい描写を読むのが楽しみ・・・ってことが多いのですけど、三作目にしてそれって言うのはちと早すぎやしないか?。

とは言え、「訳者あとがき」にもありましたが、読者である私は、この先、フランスが、王家がどうなって行くのかを知っているわけです。
ニコラは現王を大変尊敬(って言うか、崇拝?)しており、王家に対しても忠誠。

マリー・アントワネットにしても、この話では歓迎されていますが、後に・・・となる。

時代が変わっていく中で、ニコラはどうするのか?、どうなってしまうのか?、と言うのは今後もとっても気になります。
なので次回作も読むと思います。

余談ですが、毎回料理のレシピが書かれてるんですが・・・。
獣脂さえ使ってなかったら、ホントに美味しそうなのにって思う。
読んでるだけで油まみれ感に溢れてて、昔のフランス人って成人病の人が多かっただろうなって毎回思う。







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最終更新日  2010年03月24日 22時23分22秒
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