よろず屋の猫

3月までに終わったアニメの感想、その2です。
『君に届け』『STAR DRIVER』『LEVEL E』『テガミバチ』の感想を。


『君に届け』

告白して付き合うことになった爽子と風早。
それを受けての回りの状況なんかが描かれての最終回でした。

特にくるみちゃん。
思い返せば「エピソード0」として、くるみ視点の総集編から2ndシーズンは始まったのですよね。
そして爽子がくるみに対してケジメをつけて終わる。

『君に届け』は人と余り付き合いのなかった爽子が、徐々に人付き合いを増やして行く中で、その人たちに影響を受けながら、自分で考えて、そして風早への気持ちを成就させていった物語なんですよね。

2ndでは健人が引っかきまわしてくれましたが、それだって健人がいなければ、未だにこの2人って・・・って気がしてならない。

その中でも特にくるみちゃん。
私はくるみちゃんが大好きなので、(爽子より好きかも知れない)、少女マンガにありがちのイジワルなだけの美少女にしない原作が好きですし、アニメもそれを大事にしてくれたのを嬉しく思います。

2人が付き合うことになって、爽子より、風早に対して「良かったね(￣ーÅ)ﾎﾛﾘ」と思ってしまうのは何故だろう。
それ位アニメ2ndの風早は可愛いかったですよ。

原作の雰囲気を生かした優しい色使いの作画。
爽子の瑞々しい感受性をそのまま感じ取れる絵でした。

感情表現など、原作とは違う表現媒体である“アニメ”を生かした作品だったと思います。


『STAR DRIVER』

スガタが生きてて良かった。(/□≦､)

イヤァ、もう楽しませてもらいました。
毎回、「キラ星!!」と「颯爽登場!!」のシーンを楽しみにしてましたから。

物語世界の設定の説明をしないままに進む強引さ。
萌え狙いがアリアリのキャラ達。

それらがいっそ清々しく感じる面白さがありました。

最終回のバトルシーンの作画は凄かったです。
ボンズの力を見せ付けたって感じです。

ストーリーは、最終回の前まで、「これ本当に終れるのか?」って思ってましたけど、まぁ最終回で何とかまとめました。(^-^;

アニメ、それもオリジナルで多いんですけど、どうしても最終回近くになると詰め込んで、言葉足らずになるのは残念です。

OP、EDとも、内容に合っていて、作画も楽しいものでした。
作画が安定しているアニメは安心して見られるので嬉しいです。

日曜夕方が楽しみなアニメでした。



『LEVEL E』

これも毎回楽しみにしていたアニメ。
面白かったですよ、もちろん。

でもそれって原作に負うところ大なんですよね。

作画もねぇ、そりゃ現在の冨樫先生は手抜きかも知れないけど、何もアニメまで・・・って思わせる出来だった。
特にアニメとしての特色のある演出があったわけでもない。

面白かったですよ。
でも、もっとやる気のある制作会社さんにお願いしたかった、もっともっと面白くなったはずなのに・・・って言うのが本音。


『テガミバチ』

2期は1期ほど作画が良くなかったような気が・・・。

原作の終わってない話を一応決着つけて、それも話としては破綻のないものにしたことは良かったと思います。

最終回、前の回の盛り上がりから考えると、ちょっと平淡すぎたかなぁ。
良いお話ではあったんですけど。

一期の時から思ってるんですけど、鎧虫をCGで描いてて、余りにもメタルメタルしてて、物語の雰囲気とそぐわないのが残念でした。

一期のときのような変なオリジナルがなかっただけでも、良かったです。