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カテゴリ:日記
まだ私が制服を着ていた頃、SFを夢中に読んでいた時期がありました。
今では超古典で、たぶん一部の有名な小説以外は手に入らないと思う。 全部処分しちゃって、もったいない事をしたなぁと後悔してます。 そんな小説の1つに、人間が傲慢にも気象を管理しようとして失敗して、天候がおかしくなってしまった世界での話がありました。 その世界を描くことがテーマの小説ではないので、あくまで設定なんですけど。 R・シルヴァーバーグの『夜の翼』だったんじゃないかと思ってもいるんですけど、記憶が確かじゃなくて、全然自信がないのですが。 最近、福島第一原発のニュースを見るたびに、その小説を思い出す。 コントロールできると思っていた。 原子力の方じゃなくて、自然の方ね。 地震も、津波も、「想定」できることであり、対処できると思っていた。 でも実際は「想定外」が起こり、現在の状況になっている。 人間も、地球におけるパーツの1つに過ぎないのに、知恵があった為に、地球そのものを分かったつもりになっていた。 驕っていたのかなぁ、やっぱり。 原子力は地球に対しての「想定外」が許されない代物だったってことですね。 かと言って、ただ「脱原発」だけ言ってる政治家も私は好きになれませんけどね。 本気で原発に頼るのをやめなきゃと思ってるのなら、併せて有権者に「電気を大量に使う生活を少しずつでも変えていきましょう」と言わなくちゃ。 でも言えないですよね、票握ってる人にそんなこと。 横浜はただいま節電中。 あちこちで電灯の数を減らしてます。 エレベーターが併設されているビルは、エスカレーターが止まってるところも多い。 でもそれでも良いかも、と思ってきた。 必要な分だけ使って、あとはちょっと我慢する。 驕ってる自分をいましめなきゃって思う。 『夜の翼』読みたくなっちゃったなぁ。 たぶんどこの本屋にも置いてないだろうなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月13日 22時56分17秒
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