よろず屋の猫

今週は人気マンガの新巻の発売が相次ぎまして。
『君に届け』『ちはやふる』『海月姫』『君と僕。』
人気作ではないですけど、自分の思い入れとして三原順の『夢の中 悪夢の中』も買いました。
来週には22日に『SOUL EATER』、23日に『おおきく振りかぶって』が控えている。

マンガの感想もぼちぼち書いていきたい。
全部書けるかは自信がないですが、先ずは『君に届け』から。

表紙はチヅとアヤネ。




こう言うこと書くと熱心なファンに怒られそうですが・・・(いえ、私だってファンですけども)。
『君に届け』は「君に届いた」時点で終わりにしても良いマンガじゃないかなって気もしてるんですよね。
あとは番外編で補う程度で。

先ず第一に、キス程度なら良いですけど、その後の“進展”ってのを、このマンガでは見たいくないなって。

で、何よりも思うのは、少女マンガが長期連載になった時に陥りやすい変なシリアス、鬱展開を、このマンガでは見たくないって思うんですよ。

そうならないでくれると良いのですけども・・・。

今回は修学旅行 in 沖縄の話です。

爽子と風早は相変わらずドキドキ小学生カップルです。

キスしようとして、邪魔が入って出来なくて、そこで「タガが外れた」って反省するか?。
イヤ、もう見ていて微笑ましいって言うか。

でもその時に感じる思い、心臓のドキドキ。
そう言う描写はこれぞ少女マンガ!!。

爽子の心臓の鼓動がこちらまで聞こえてきそうです。

この描写があるから、あやねの想いも読者に理解できるものになるんですよね。


お次はチヅと龍。

龍に告白した女の子が!!。
それを人から聞かされたチヅは面白くない。

更にはその女の子自身がチヅの前に現れ、龍に好きな人がいると聞かされる。
龍が好きなのはチヅなのでは、でもチヅが龍を好きではないのなら、龍のそばにいるのは如何なものか?・・・と女の子は言いたいらしい。

こう言うシーンってマンガに良く出てくるんだけど、本当にする人っているのか?。
これはこれで凄く勇気がいるぞ。
何より後から自己嫌悪に陥る行為だと思うんだけど。

龍のことは何でも知っていると思っていた。
でも好きな人がいることすら、チズは知らなかった。
とにかくチヅは面白くない。

で、チヅと龍は喧嘩します。
って言うか、チヅが一方的に怒ってます。

「嬉しかったんだよ。千鶴がちょっとでも俺の好きな奴を気にしてんのが・・・嬉しかったんだよ。」

もう龍がいたいけで泣けてくる。

「俺の好きなのはずっと千鶴だよ。」とついにちゃんと告げた龍。

チヅは龍に「龍の事、そう言う風にみたことない。」と言う。

まぁ、チヅは言われなきゃ一生わからなかったと思うしね。
龍を“友達”ではなく見るには、この過程は通らなきゃならないと思う。

今はしょうがないよ、龍。


で、あやねちゃんなんですが。

あやねは茂木とキスするけど、「心臓破裂する?」by 爽子、「しないよ。」by あやね。

茂木ってば、あやねとなら“出来る”と思って付き合ったんかい!!。
でも別れを告げるあやねはサバサバしている。

ケントに見せた涙は別れの悲しみではない。

自分から好きになったことはない。
「好き」だから付き合ったことはない。

爽子やチヅとは違う。
でも二人を見ていたら、自分もそうなんじゃないかって・・・。
自分も好きになれるんじゃないかって・・・。

何で私は違うんだろう・・・。

アヤネのそんな心の叫びが聞こえてくるようなシーンでした。

アヤネ・・・はピンとって言うのはヤダなぁ。
アヤネはイイ女なのにピンじゃもったいないよ。

ケントはどう?。
だって声は宮野さんだし。(←それはアニメ)

でもケントも違う気がするんだよね。
チヅと龍のような、男も女もない友達にはなれても、“恋人”としてはどうだろうか?。

そんな風にして、修学旅行は終わりました。

で、最終ページ。
爽子と風早のこの距離は何!?。
それぞれの新しい季節がきますって言うのも不穏。

爽子と風早の鬱展開は見たくないなぁ。

あ、くるみちゃんこと梅さんは、地を出したキャラで今やモテモテだそうです。
何だかとっても嬉しい。




カレンダーも出てるんだ。





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