夏の終わりから読んだ本の記録を残したいと思う。
ウィリアム・K・クルーガーの『闇の記憶』から。
あらすじはamazonからのコピペ。
シカゴの不動産王ルイス・ジャコビの息子が惨殺死体で発見された。
保留地でのカジノ経営権を巡るトラブルか?保安官に復帰したコーク・オコナーは、事件の捜査中に何者かに狙撃される。
最愛の妻と子供たちにまで危険が迫り、熱い心を持つ不器用な男・コークは人生最大の窮地に。
傑作ハードボイルド第5弾。アンソニー賞最優秀長篇賞受賞作。
「そして次巻へ続く」と言う事を抜きにしても、個人的には余り面白いと思わなかった。
何度か賞を受賞してる作家だけに、やっぱり期待してしまうのでね。
セキュリティー・コンサルトのダイナが登場するけれど、これがいかにもアメリカミステリー的な完璧に凄い女性でして、そしてあっという間にコークに恋をする。
よくあるんですよね、ミステリーの主人公の男って、特別美女に効くフェロモンでも持ってるのか?って展開が。
この次の『希望の記憶』に向けて、ストーリーにおけるダイナの必要性は分かるけど、ちょっとご都合的かな。
これが個人的に『闇の記憶』がそれほどでも・・・と思ってしまった理由です。
『闇の記憶』での事件は一応解決する。
しかしコークに降りかかった難題は残ったまま。
これが「次巻へ続く」。