あらすじはamazonからのコピペ。
ついにおれの運も尽きたか――。
一匹狼のロイは闇の仕事で生きてきた。
しかし癌の宣告直後、ボスの裏切りにあい、追われる身となってしまう。
成り行きで道連れとなったのは、ロッキーという家出娘。
金に困って娼婦をしていたらしい。
こうして、 孤独を愛する中年の男と、心に傷を負った女の奇妙な旅が始まった。
ロイは、ロッキーがまともな道を進むことに残りの 人生を賭けようとする。
だが、果てなき逃避行の先には……。
ダークな情熱と、静かなる感動をたたえた、アメリカ探偵作家 クラブ賞最優秀新人賞候補作。
ヤバイ家業の男が癌を宣告され、自分の女はボスに取られ、そのせいで追われる破目になると。
ロッキーと言う家出娘と出合って、最初はうっとおしそうにしつつも、彼女を何とか立ち直らせたいと思う。
あらすじを読むとアメリカが好きな“THE 男”のミステリーかと思いきや、これがロイが思いっきり情けない男でして。
ロイの元恋人、現ボスの彼女の方が、そのしたたかさにいっそ清々しさを感じて魅力的なくらい。
それでもやっぱり少女を救うっていうところが本来はグッとくるはずなんだろうけど、私は今一だったなぁ。
ステレオタイプすぎて。
でも主人公がカッコ良くないところがステレオタイプから外れてて、それがこの小説の味にはなっていたと思います。